オンラインインタビュー Part.4【SNSの活用方法】元原誠吾×吉澤遼馬×安良田卓也

前回のオンラインインタビューでご協力いただきました柔道整復師の元原誠吾先生、吉澤遼馬先生、安良田卓也先生のお三方に再度お時間をいただき、再びオンラインインタビューを開催しました。

今回のトークテーマは「SNSの活用方法について」です。

TwitterやInstagramで、何百何千とフォロワーがいらっしゃるお三方は、SNSやその活用について何を思うのか、要注目です。

過去のインタビューはコチラから!

まずは元原先生、吉澤先生、安良田先生、あらためてましてお忙しいところお時間をいただき、誠にありがとうございます。
今回のトークテーマは「SNSの活用方法について」です。

一同:よろしくお願いします。

TwitterやInstagramなど、恐らく何かしらの理由があって活用されてらっしゃるかとは思いますが、そもそも活用をし始めてから現在に至るまでや、力を入れ始めた時のきっかけなど、その辺りのお話をお願いいたします。

前回お1人お1人順番に伺っていたんですが、今回は順番とかは止めて、話したい方から話すような感じでいきましょうか?

元原先生

お、いいですね。じゃあ、安良田先生いきますか?

安良田先生

そうですね、では僕からスタートさせていただきますね。

僕は主にInstagramを中心にやらせてもらってます。

やり始めたのは約3年ぐらい前からですね。

なぜ始めたかと言うと、自分の情報発信をする場が欲しくてSNSを始めました。

僕はずっと柔道整復師で「鍼灸師が本物の医療が提供できる未来へ」というのを掲げていて、僕は整形外科で働いてて、医者とともに医療を学んでます。

ちょっと偉そうかもしれませんが、この業界は実際にまだまだ医療と言える業界ではなく、そういった知識がまだまだ少ない方も多いといった状況なんです。

では僕が何か出来ることや、経験をかたちに落とせる場所がないかなと思い、Instagramを始めさせていただいたのがきっかけになります。

そこで医療情報を提供していくなか中で、多くのファンというか、僕の思いに賛同していただく方、自分の思いに共感していただける方にたくさん出会えたというところが良かったかなと。

そこで病態を判断する能力を少しずつ広めていけたかなと思ってますので、そういった点ではSNSは活用して良かったと思ってます。

こんな感じで大丈夫でしょうか…?(笑)

はい大丈夫です。(笑)
SNSを活用した結果、例えばビジネスに繋がったとか、今までは絶対に繋がれなかった方々と、SNSを通して繋がったとか、その辺りはどうでしょうか?

安良田先生

Instagramのフォロワーがすべてではないと思いますけど、フォロワーの人数って僕はかなり偉大だと思ってます。

僕が関わってもらえる方々にも、僕はフォロワーが多ければメリットは大きいと思うんですよ。

なので当時、吉澤先生とは絶対お会いできないなと思ってたんですけど、こうしてSNSをきっかけに吉澤先生とも出会えましたし、多くの業界の有名な方ともお話させていただいたりする機会が増えたので、Instagramを頑張ったおかげかなと思います。

ビジネスの点でいうと、SNSを通して共感してくださる方がいれば、セミナーなどを開催するときも集まっていただけるところかなと思います。

実は今日の夜もセミナーを開催する予定で、今回は無料なんですが、すでに100名ぐらい集まっていただいています。

もしInstagramをやってなかったら、そのぐらいの人数はなかなか集まらないかなと思います。

セミナーを通じてオンラインサロン入会だったりと、いわゆるビジネスに繋げやすかったりっていうのはあるかなと思います。

なるほど、ありがとうございます。
少し話が反れてしまい大変恐縮ですが、
「柔整の先生方はセミナーを開催されることが多い」
「柔整の先生方はセミナーをするのが好きな方が多い」
とのご意見を以前耳にしたことがあります。その辺りいかがでしょうか?(笑)

一同:(笑)

安良田先生

そうですね。(笑)

僕の夢は「病態判断」というものを業界に落としていきたいっていうのがありまして、より多くの方に僕の声がちょっとでも届けばいいな、という想いでやってる次第です。

ありがとうございます。
ごめんなさい、結局また順番みたいな感じになっちゃいますね…。(笑)

一同:(笑)

一旦順番通りでいきましょうか。
では次は吉澤先生、お願いします。
SNSの活用方法についてお伺いできればと思います。

吉澤先生

はい。多分お2人に話してないと思うんですが、僕もともとはインスタから始めたんです。

2018年に個人事業主登録をしてまして、会社員をやりながら個人事業主登録をしているんです。

セミフリーランスみたいな感じです。

そこでは出張整体だけやってたんですが、口コミである程度の患者さまは集まってたんですけど、これ裏話みたいになっちゃうんですけど、2018年に僕、当時結婚しようと思ってた女の子がいまして。(笑)

焦らなきゃいけないじゃないですか、指輪買ったりとか。(笑)

その当時、出張整体やいろんなことやってたんですけど、もっともっと欲しいなと思い、セミナーとかも参加したいし、彼女とも結婚したいし、みたいなのがあったのでインスタを始めたんです。

不純な動機なんですけど。(笑)

2018年の4月にガッツリやってたとき、不本意ですがビフォーアフターみたいなのやりました。

例えば「肩がこのぐらい上がりました、腕がこのぐらい上がりました」とか、よくあるじゃないですか。

当時はビフォーアフターはそんなに厳しくなくて、正直それやってたんですよ、本音はやりたくなかったですけど…。

それでフォロワーが半年ぐらいで恐らく2,000人ぐらいになったと思います。

一般の方からも、月5件ぐらいは問い合わせをDMでいただくような感じで活用していました。

当時付き合ってた彼女とは婚約破棄みたいになっちゃって、結局その方とは結婚はしなかったんです。(笑)

今は別の子と結婚したので、結果よかったんですけどね。(笑)

フリーランスで頑張っていくと決めてたので、当時の職場は2019年3月を境に辞めてるんですけど、辞める前から自分で名前を売っていかないと、結局は集客は出来ないかなと思いました。

売上がどれだけ上がってても、それって院長先生とか病院だったりの「看板」のおかげで患者さまは来てくださってるわけで、業界の先生方の多分8割ぐらいは勘違いしてる方多いと思うんですよ、絶対それぐらいいると思います。

「売上が上がってるから出来る」「技術があるから出来る」と思ってる方もいらっしゃいますが、まずは名前を売らなきゃいけないというか、認知されなきゃいけないと思ったので、そのタイミングでTwitterを始めました。

Twitterはもともとプライベートでもやってたんですけど、PTさんや柔整の先生とかを調べてたら、頑張って投稿されている先生方がチラホラいらっしゃったんです。

BtoBでの同業者向けだったんですけど、同業者向けで知識を発信していくのは面白そうだなと思って始めました、それが2019年のときです。

そのとき、フォロワーが300~400名ぐらいだったんですけど、友だちとかそういう人たちばっかりだったんですけどね。

半年掛かったんですが、やり始めてフォロワーは1,000名ぐらいでしょうか、そこから毎月1,000名ぐらいずつ増えていって、今は20,000ちょっとぐらいフォロワーがいます。

あらから4年ぐらい経ちますね、ちゃんと運用し始めてから。

活用方法としては、セミナーをやったりとかが多いかなと。

あとはオンラインサロンのお客さんになっていただけたりとか。

一番やって良かったと思うことは、お金ももちろんあるんですが、元原先生とか安良田先生とか、他の先生方とも、こうして繋がりをもてたことが大きいですね。

この場もセッティングしていただき、ご紹介いただいたこともあり、「人脈」と言うんでしょうか。

「人脈」っていう言い方、僕あんまり好きじゃないんですけど、ちょっといやらしい印象があるんで、「いいご縁を作れた」ということですね。

もちろん変なのも正直あります(笑)

でもこういった素敵なご縁は、SNSが無かったら多分無かったと思います。

これが僕の活用方法かなと思います。

ありがとうございます。
「月5件ぐらいの問い合わせ」というのは、依頼がダイレクトメールとかで届くのでしょうか?

吉澤先生

はい、そうですね。

DMで来たりとかです。

例えばですが、膝とか肩とかで「困っているんですけど、診てもらえませんか?」みたいな内容が届く感じですか?

吉澤先生

そうです。

オンラインサロン等やられているかと思いますが、ダイレクトメールからの直接連絡みたいなものも受付されてらっしゃるんですか?

吉澤先生

そうですね。ちょっと今僕お店みていないんですけど、「どこに行けば先生にやってもらえますか?」などはたまに届きます。

月に1件ぐらいは届きますね。

元原先生のご意見を聞く前で大変申し訳ありません。
単純にウェブで集客をしなくちゃいけないとなったとき、活用方法は個人でやる場合と、院としてやる場合とで、何か違いはあるのでしょうか?

吉澤先生

あまり変わらないと思います。

例えばBtoCでやるのであれば「こういうエクササイズをやりましょう」とか。

僕、今年の10月に治療院を出す予定なんですけど、戦略をちょうど考えてまして、10月に立ち上がる治療院のためのアカウントを、今年の4月に作る予定なんです、卵アカウントみたいな感じにするんですけど。

要はまだ生まれてないんですけど「健康情報を発信します」みたいなアカウントを4月に作ります。

マス・マーケティングとして、半年程掛けてフォロワーを5,000~10,000名ぐらいを目指してます。

内容はストレッチ系だったりですが、僕そういったのはあまりやりたくないので「健康情報」のような感じでいこうかなと思ってます。

例えばですが小さいところで言うと「正しい爪の切り方」とかですね、外反母趾の方って爪の切り方次第でも悪くなってしまったりとかあるんです。

そういうのを発信したりで考えてますが、結局は個人も院も一緒だと思います。

なるほど。
よくマーケティングとかのコンサルティングの一環で「ペルソナ設定」(商品やサービスを提供するにあたり定めるターゲットの設定)を細かく決めることが多いんですけど、実際にSNSでもその辺り設計するのですか?

吉澤先生

僕はメチャクチャやりますね。

「プロダクトアウト」「マーケットイン」というのがあると思います。

自分のこだわりに対して、みんなが後から付いてきてもらうのが「プロダクトアウト」「マーケットイン」は市場調査してからそこに寄り添って入っていくじゃないですか。

僕はSNSに関してはマーケットインで良いと思っていて、マーケットインしてからプロダクトアウトすればいいと思っているんです。

SNSはある程度、型がありますが、ベンチマークはめっちゃします。

自分がやりたいような、なりたい像のアカウントって、3種類ぐらいは絶対あると思うので、その3つのアカウントで伸びている投稿を分析して投稿しています。

投稿頻度とかも細かく設定されているのですか?

吉澤先生

はい、最初はすごいやってました。

狂ってるときは1日40ツイート投稿していました。(笑)

でもちゃんと仕事しながらやってましたよ。(笑)

個人で目標設定値みたいなものをちゃんと決めて、ずっとやっていくような感じでしょうか?

吉澤先生

そうですね、それはやっていましたね。

なるほど、ありがとうございます。
結構細かな戦略など、いろいろしっかり成り立ってるところが多い印象を受けました。
吉澤先生のTwitterフォロワーが日に日に伸びてるというところもそうですが、今後作られるアカウントもそういったノウハウがちゃんと詰まってる状態だと思いますので、まったく無知な方が始めるよりも成功しやすいと感じました。

吉澤先生

あと、あんまりこれ話してないんですけど、話したら面白いんじゃないかなって思うことがありまして…。

結果的に活用出来たっていう話なんですが、SNSはフォロワー多いだけじゃダメなんですけど、結果がちゃんと出てると、資金調達がしやすいと思います。(笑)

恐らく信頼に繋がりやすいということでしょうか。

吉澤先生

金融政策公庫とか、信用金庫とか、僕メチャクチャお金引っ張れたので。(笑)

あんまりこういう話してる人いらっしゃらないと思いますので、ある意味、記事ネタになるんじゃないかなと思います。(笑)

なるほど、そういうこともあるんですね。(笑)

元原先生

「令和の虎」も、SNSの影響が大きかったですか?

吉澤先生

それはそうですね。

あっ、僕先日「令和の虎」という番組に出まして。

はい、存じ上げてます。(笑)
完全ALL達成おめでとうございます!

吉澤先生

ありがとうございます。(笑)

無事完全ALLしたんですけど、あれ、フォロワーの数とか明記しなくちゃいけないんですよ。

提出しなくちゃいけない計画書みたいな雛形がありまして、「Twitterフォロワー数○○人」「YouTube登録者数○○人」とか全部書かなきゃいけないんです。

でも正直、あの方々、全然資料見てないですからね。(笑)

一同:(笑)

吉澤先生

僕、忖度なく言いますので、全然これ陰口でも何でもないと思ってもらっていいんですけど、「またそれ聞くの?」みたいな場面、メッチャあったんですよ。(笑)

3、4回ほど僕受け答えをしてるシーンがあって「資料を見ていただければ分かると思うんですけど…」って何回も言ってるんですよ。

YouTubeのコメント欄で、 ” あの言い方は良くない ” ってコメントがあったんですが、資料見てない方が失礼だろうって話です、普通に考えて。(笑)

書いてあるでしょみたいなのがメッチャあったんです。

なので、多分もしかしたらフォロワー数がどうっていうのは見てない可能性もあります。

…まぁ評価はされたと思います。

でも受け答えが素晴らしかったなと思います。
元原先生どうですか?吉澤先生の受け答え素晴らしかったですよね?

元原先生

すごかったです。

ホント動じない。(笑)

吉澤先生

これも裏話なんですけど、「令和の虎」収録の1、2週間前に、安良田先生と温泉に一緒に行きまして。

「僕出るんですよ」「マジっすか!?」みたいな話をして。

確か1週間ぐらい前でしたよね、安良田先生?

安良田先生

それでだいぶ盛り上がりましたね。

吉澤先生

出演すること、何人かに前もって話してまして、5~10人ぐらい信頼できる人に事前に相談してたんです。

いろんな意見をブラッシュアップして聞きたかったので。

でもみんなから「絶対いけると思ってる」って言っていただきまして。

SNSの話から反れちゃって申し訳ないですけど。(笑)

自分でも絶対にいけると思ったプランでしたし、もちろんベンチマークもしっかりしました。

完全ALLしてる回を徹底的に見たんですよ。

でもそれって結局SNSから学んでいるので、ベンチマークする大事さ、大切さっていうのをSNSで勉強させてもらったので、どんなことにも活きてくると思います。

これ若い子に特に伝えたいんですけど、SNSのフォロワーが多いから臨床技術があるとかじゃないということをお伝えしたいなと。

元原先生も安良田先生もすごい尊敬してますし、自分も全然まだまだだと思ってますが、業界的に勘違いする先生が多いんですよ。

ご自身もフォロワーが多いから、本当に自分のことをすごいと思ってる先生方が多いんです。

でもそれって全然違うと思ってます。

僕はずっと謙虚でいたいと思ってますし、そういうことをぜひ記事に書いてほしいですね。(笑)

一同:(笑)

吉澤先生

本当多いんです、そういうこと。(笑)

僕も持ち上げていただいたりとかあるんですけど、よくお会いする方々から「腰低いんですね」とかすごい言われるんです。(笑)

本当に勘弁してくださいって感じで、いつもそういう風に思っています。

元原先生

ぜひ記事にしてあげてください。(笑)

吉澤先生

よろしくお願いします。(笑)

一同:(笑)

なるほど、面白い内容ですね。(笑)

元原先生

いやー、今回は面白いですね、メッチャ面白い回になりますね。(笑)

吉澤先生

ありがとうございます。(笑)

実は「令和の虎」に出演されたこと、いつ切り出そうかと思ってました。(笑)
いつ「おめでとうございます」と言おうかみたいな。
ちょうどこのタイミングでよかったです。(笑)

吉澤先生

お2人にはあらかじめお伝えしてたんです。

タイミング的にまず安良田先生先へお伝えして、そのあと元原先生にもお伝えさせていただきました。

元原先生

そうでしたね。

安良田先生

年末の楽しみでしたもんね、元原先生?

元原先生

そうですよ、12/30、パソコンの前で待ち構えてましたもん。(笑)

安良田先生

僕もですよ、30日ずっとYouTube開いて構えてました。(笑)

吉澤先生

僕もです。(笑)

吉澤先生、ありがとうございました。
では最後、元原先生お願いします。

元原先生

はい、ありがとうございます。

お2人の話で充分過ぎます。(笑)

僕はSNS始めたのが、安良田先生のちょっと後、2009年ぐらいからだったと思います。

動機としては、発信してみたいなぐらいの感じで思ってまして。

実際どれぐらいフォロワーが増えるんだろう?という実験感覚でスタートしたんです。

いろいろSNSというのを調べまして、Twitter、Instagram、Facebook、YouTube、音声も含めて、どれが自分にはフィットするかなと思っていろいろ試しました。

僕、吉澤先生のこと凄いなと思ってて、僕Twitterが一番苦手なんです。

入力文字数に制限があるんですが、その制限内で自分の思うことを発信するというのは続かなかったです…。

その次にInstagramに手を付けました。

Instagramやろうと思い立った前に、僕が20代前半、福岡に住んでいたときからずっと思っていたのが、福岡のとある整形外科でやられているような、整形外科と柔整師をはじめとしたセラピストがタッグを組んだ施設を作りたいと思ってまして。

今もずっとそれを追い求めてるんですけど、そういった強いチームが必要だと思ってます。

そのうち全国に共感してくれる方々が出てきてくださいまして、この中から一緒に働きたいと思ってくれる方が現れるといいなと思いまして。

今はちょっとやってないですけど、当初はリクルート目的もありました。

リクルートにも強く、それこそ「ペルソナ」ですね、僕は ” 治療家のみに情報を届ける ” と決めたので、セラピストや治療家の方でInstagram成功しているアカウントを調べまして、「診断学」というのを謳っているアカウントが安良田先生だけだったということが分かりました。

まだまだここは開拓余地があるんじゃないかと思い飛び込んだんです。

いろいろ試行錯誤をしていく中で、2,000~3,000弱まで増えていき、増えたところで僕は若干満足してしまったので、今はまったく更新しなくなってしまいました。

そういう目的でInstagramのフォロワーが増えたとき、YouTubeもいけるんじゃないかないかと思い、同じ診断学に関する情報をYouTubeでも配信し始めたんです。

” 5分で見れる ” をコンセプトにして「 5分でわかる病態」みたいな感じです。

こちらも今はまったく投稿してないんですけど、毎月数名ずつフォロワー、チャンネル登録者が増えてまして、今現在は1,200名ぐらいになってるかと思います。

もっと頑張ってお金が入ってくるような仕組みにしておけばよかったんですけどね。(笑)

僕、自分で思い描いたことがどれだけ形に出来るかなって、実験体質なんです。

ある程度結果が分かった時点で飽きてしまうところもありますが…。

ただ、整形外科と接骨院のタッグの夢は全然ブレてなくて、その強いチームを作るための過程でオンラインサロンというのを立ち上げました。

Instagramがリクルートに繋がったエピソードがもしあれば詳しくお聞きしたいです。
YouTubeとかで有名な企業さんは、SNSを上手く活用をして人材採用費用をほとんど使わずに人材が集まってくる仕組みがすでにあると聞きます。
このSNS×人材採用はすごい影響力があると思いますが、その辺りいかがでしょうか?

元原先生

実際にあります。

僕、昨年の9月に新しく治療院を立ち上げたんですが、そこで柔整師の先生を1名採用したいとなりまして、結論InstagramでDMくださった先生にジョインいただいているんです。

もともと僕の発信を見てくれていて、興味を持っていただいていた方なので、モチベーションが他の方より高いんですよ。

学び意欲も高いし、面白そうだなと思って来てくれてた方なので、買い手市場というか、こちらが人材を選別出来る立場にあるんです。

何もコストを掛けずに柔整師1名確保したことに加え、あとアルバイトの子もそうですね。

現在、柔整学生が3名、鍼灸学生を1名アルバイトで雇用してるんですが、この子たちも以前学校さんへ挨拶しに行ったときに「Instagramでこんなことやってます」とアピールして、それを見て面白いと思ってもらい、自ら来てくれた子たちなんです。

他の学生さんよりも、学び意欲の高い子たちが来ると思うので、優秀な人材がすごく採りやすいのかなと僕は思います。

吉澤先生もそう感じていらっしゃると思いますよ。

令和の虎でおっしゃってたように、院立ち上げにあたって参加される先生2名は、かなり楽にリクルートが決まったのではないかと思います。

吉澤先生

はい、そうですね。

元原先生

その辺りのメリットは、かなり強いと思います。

「オンラインサロン」というのが話に出てきましたが、リクルートとしてサロン内のメンバーだったり、SNS経由で実際に出会う方であったり、基本的にはご自身の考え・想いに共感された方が多いと思います。通常の採用であれば、お互いにある種「壁」みたいなのがあると思います。
それらを取り除いたような状態で真向に向き合えるっていうことですね。

元原先生

まさにそうですね。

この部分、画期的というか、革命的だと個人的には思ってます。
世の中の企業のほとんどは、採用費用に数十~数百万円という金額を掛けているのに対し、ほとんど費用を掛けず、かつフィットしている人材が確保出来るところが素晴らしいと思ってます。

元原先生

僕、以前Instagramで実験したことがありまして。

フォロワーが2,000名越えたぐらいのタイミングで、ストーリーズでアンケートしたんです。

僕が抱いているビジョンですが、

整形外科と接骨院が連携した院・施設で、患者さまの外傷対応などを目的とした院があれば、一緒に働きたいですか?

みたいな内容です。

そしたら「働きたい!」ていう声が、98名から上がったんです、フォロワー2,000人ぐらいのときにです。

そうなると、これはもう引く手数多の状態が作れてるなと思ってまして。

それこそ県外の学生の子だったり、どこか別の院で勤めてる子でも連絡があったりとかっていうのはあるので、採用に掛かるコストはもの凄く低く設定出来るんじゃないかなと思います。

なるほど、非常に興味深いお話、ありがとうございます。

元原先生、吉澤先生、安良田先生へのオンラインインタビューはまだ続きます。

次回は何度か話題にあがった「オンラインサロン」について触れたいと思います。

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プロフィール

柔道整復師
元原 誠吾 先生

整形外科 副院長経験ありの柔道整復師
年間1000例の手術に帯同、500例の外傷処置経験
あり
1回/週 ストーリーズ 病態鑑別クイズ
セラピスト診断学研究所 第一期運営メンバー
セラ研の入会はこちらから


柔道整復師
吉澤 遼馬 先生

株式会社Bonds 代表取締役
格闘家(RIZIN.K-1.RISEなど)の施術に専心
業界最大級のオンラインサロン「Free Therapist Labo」代表


柔道整復師
安良田 卓也 先生

整形外科 勤務
医師と共に6万3千人の診察とレントゲン読影
セラピストのための病態判断学『柔道整復師、鍼灸師が本物の医療を提供できる未来へ』発信
オンラインサロンHCR代表

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