※こちらの内容は、2023年3月22日の対談LIVEの内容を基に記事にしております。
今回ご参加いただく元原先生、吉澤先生、安良田先生へは、以前にもオンラインインタビューを行わせていただいておりましたが、非常に勉強になる内容が多く、そのままコラム化するだけではもったいないと思い、「対談記事制作現場ののぞき見」という形式でライブ配信を行わせていただきました。
その際に行われた対談の様子を、一部コラムにしてお送りいたします。
※過去のインタビュー記事はコチラ
先生方、本日はどうぞよろしくお願いします。
今回はライブ配信ということで、はじめてご覧になられる方もいらっしゃると思いますので、皆さま簡単に自己紹介をお願い出来ますでしょうか。
‥では安良田先生から、よろしくお願いいたします。
では続いて、吉澤先生、よろしくお願いします。
柔道整復師の吉澤遼馬と申します。
法人を経営していて、オンラインサロンやパーソナルジムを3つ運営しています。
公共に発信していますが、4月から都内で保存療法を大事にしている「ノジマ整形外科」で働く予定です。
こちらには業務委託で入りながら、外傷の事も勉強していこうと思っています。
よろしくお願いいたします。
続いて、元原先生、お願いします。
はい。
元原といいます。
広島県広島市におります。
柔道整復師の整形外科シングルライセンスを持っていて、オンラインのコミュニティを開催しています。
柔道整復師主体で整形外科を運営するというモデルを、全国に持っていきたいという大きな目標があります。
皆さまありがとうございました。
本日のメイントークテーマは「柔道整復師としての外傷へのこだわり」です。
とても奥深いテーマですので先生方にお話を伺いながら、私から気になる点をご質問します。
いつもは順番に聞いていくのですが‥では元原先生からお願いします。
大きなトークテーマになりますが、先生方がお仕事されてる中での外傷の患者さまを診る際のこだわりについてお話してくださいますか?
僕が柔道整復師を目指したきっかけについては、以前の柔整ドットコムで記事にされています。
僕は、スポーツ障害や外傷の知識を持たずに柔道整復師になりました。
柔道整復師になってから、柔道整復師は骨折・脱臼・捻挫のスペシャリストなんだと知ったんですね。
整形外科に勤めた経験からすると、ドクターより柔道整復師は外傷に関しては長けていないとダメだと思っています。
外傷を整復・固定できるのは、医師と柔道整復師のみにしか許されていません。
医師にはそれ以外の独占業務もたくさんあるので、カリキュラムの中でほとんど外傷は学ばないんです。
僕たち柔整師は、外傷を専門に扱ったカリキュラムで学びますし、整形の現場でも外傷を任されることが多いと思います。
なので、外傷に関しては誰よりもプライドを持って保存療法に臨むべきだと考えています。
僕は接骨院をやっていますが、明らかな骨折外傷でも、まずは無麻酔で整復を試して、そこから整形に送るという順番は崩したくないと思っています。
なるほど、ありがとうございます。
実際に、医院に来る患者さんは、外傷が多いんでしょうか?
一般の整骨院、接骨院に外傷の患者さんはほとんど来ません。
そもそも簡単な整復もしたことのない柔道整復師は85%くらいいると思います。
僕の医院に来る明らかな外傷患者は、10%〜15%くらいです。
ほとんどは捻挫・骨折・脱臼のいずれかですね。
ありがとうございました。
素人の質問ですが、柔道整復師の資格を取るときや勤務をするときは、外傷患者さんに対しての対応のカリキュラムや教育は、業界としては充実しているんでしょうか?
そうですね。
実技科目として、骨折の固定や整復はカリキュラムには含まれています。
でも、実際に折れてない腕で整復操作をしても実感は全くありません。
こういう骨折なら引っ張って曲げて固定する。この流れは練習しますけど、テストに受かるためだけの実技練習だと思います。
実際僕も全然覚えていません。(笑)
現場でやる整復は、学校で習ったのとは全く違うケースのものが多いんです。
柔道整復師を目指す方の中には、自身が怪我をして助けてもらったからという方も多いんですが、実際に働くと、意外と外傷の人は来ないというエラーが起きます。
その辺りの、学校でのカリキュラムと現場での差はあると感じています。
経験値がすべてですか?(笑)
そうですね。(笑)
どんな仕事でもそうですが、大切なのは現場力だと思います。
ありがとうございました。
続いて、吉澤先生お願いします。
僕のキャリアは、3年間鍼灸接骨院で勤めただけなので、元原先生や安良田先生ほど外傷は見ていません。
今は外傷を捨てたような接骨院が多いので、これでも多い方だと思うんですが、月に2件くらい申請の骨折脱臼の患者さんが来ていました。
4年間は自由診療で慢性の方をターゲットにしているので、語れるほどのキャリアは持っていません。
ただ、格闘技の選手を診ていたので、接骨院をしている時よりは骨折脱臼は扱っていました。
まず、整復は経験が大切です。
どれだけ整復の練習をしても、実際は骨折・脱臼をしていない人の整復練習をしているに過ぎないので、再現性を高めるのは難しいと感じています。
ただ、整復の経験がない人でも、整復の経験がある人と並ぶことができる分野がひとつあります。
それは固定なんです。
固定が僕のこだわりです。
僕の家は接骨院みたいになっていて、包帯巻き機もありますし、手作りのキャストもあって、毎日固定をしているんですね。
今日も後輩と同級生と一緒に固定の練習をしていました。
明日も1時間、包帯固定を後輩に教える予定です。
教えると言うとおこがましいんですが、諸先輩方から学んだことをアウトプットして、継承していきたいと思っています。
現状として、包帯を巻けない柔整師がとても多くなっています。
元原先生がおっしゃっていたように、骨折が来なくなった整骨院が増えていて、もう整骨院が何屋さんかわからなくなっているんですね。
その補足情報としてのエビデンスがあるんですが、骨折脱臼がすごく多い整形外科でも、保険請求が4割くらいしか無いらしいです。
残りの6割は慢性だそうです。
ということは、整骨院はもっと割合が下がる可能性があるので、元原先生のおっしゃっていた整骨院の10%〜15%は本当だとあらためて思いました。
やはりきちんと固定ができないと、整復してもズレてきてしまうので、再現性を高めるためには固定が重要だと思っています。
このzoomに参加している私の友人や、ブログ読者にもいるかもしれませんが、整形外科で働けば外傷がたくさん見れると思っている人は結構多いんですね。
でもそれは選ぶ側面によって変わると思います。
話は戻りますが、今の整形外科の多くでは綿包帯を使っていません。
包帯は難しいですが、特に難しいのは綿包帯とサラシ包帯だと思います。
僕は3年間サラシ包帯でやっていましたが、今働いている整形が綿包帯なので、綿包帯を一生懸命やっています。
綿とサラシの難しさはほとんど変わらないと思います。
包帯を使って、洗って、包帯巻き機で巻いて、カーテンレールで干すという作業は昔はよくやっていました。
安良田先生や元原先生もされていたと思います。
伸縮包帯しか置いていない整形外科もありますが、だからこそ包帯はやらないといけないと思いますし、固定はこだわりを持って先輩から教えてもらったことを一生懸命やっています。
すみません長くなりましたけど以上です。
はい、ありがとうございます。
非常に興味深い点がいくつかあったんですが、まず吉澤先生のこだわりは固定ですね。
固定ができない柔道整復師が多いとおっしゃっていました。
今日や明日、吉澤先生のところに固定を学びに来る人がいるという事ですが、皆さんのお話を聞いてると、柔道整復師の方は学びに対して貪欲な印象がありますがそうなんでしょうか?
長い時間勉強したり、自ら学びにいく人は多いですか?
絶対に多くないと思います。
10人いたら1人くらいじゃないかと思います。
僕は意識高い子は好きじゃないんですけど、本当にやってる人は誰にも言わずにやっています。
僕も包帯の練習を毎日やっていますというのも、今初めて言ったくらいです。
勉強していることなんて口ではなんとでも言えますから、勉強していない人は「お金がないんでセミナー参加できません」と言い訳をする場合が多い気がします。
免許取り立ての新人の柔道整復師は、医院に勤務する中で毎朝勉強会をしたりして、一人前になっていくという話が前々回であったと思います。
新人時代は勉強をするけど、一人前になった後にも継続して学んでいく人が少ないということですか?
まず「一人前」の定義って何なのか、皆それぞれ違うと思うんです。
確かに開業できるラインはありますけど、柔道整復師はずっと勉強する仕事だと思うんですよ。
僕が尊敬する先生は、安良田先生や元原先生のように、ずっと勉強している人です。
逆に、開業して満足してしまう人もいます。
例えばですけど、別の先生なら保存療法で管理できる場合も、骨折は手術しかないといって思考停止してしまう人もいます。
勉強し続ける先生と、開業して壁にぶちあたってやっぱり勉強しなきゃとなってそこから勉強する先生と、色んなパターンがあると思います。
それらを加味しても、ちゃんと勉強している先生は、10人中1人以下じゃないかと思います。
勉強をしている人は10人中1人なんですね。
勉強をしている人としていない人、今後具体的にどういう差が出てくると思いますか?
この点は先生お三方にお聞きしたいです。
差で言うと、僕たち3人の時代より国家試験の問題は難しくなっていると思います。
運動器エコーと超音波エコーは僕たちの時はありませんでしたし、エコーを使ったカリキュラムもありませんでした。
今の子達はエコーの勉強、運動器、骨折全般を勉強していかないといけないので、そもそも僕たちと後輩のスタートラインが違うんです。
後輩の方が優秀だと思います。
ただ、柔道整復師って、頭悪いのに変なプライドがあるんですよ。(笑)
ベタにベンツにロレックスとか、大して勉強もしてないのに稼げた時代もありました。
そういう人たちと比べたら、僕たちの臨床レベルははるかに上だと思います。
まだまだ学校教育は足りませんが、僕たちの後輩はカリキュラムもしっかりしている中で学んでいるので、更に差がつくと思います。
昔に比べて学校教育のレベルは上がっていて、テストも難しくなっているので、そこを突破するには、昔以上に勉強しないといけない時代になっているということですね。
ただ、少し勉強が減った長年柔道整復師をしている方は、後から出てくる若い人の方がもっと勉強している可能性があるので、そこで差が生まれてくるというお話ですね。
そうですね。
どうやら国家試験を難しくしているのは、柔道整復師の資格を取れないようにしているかららしいんです。
一昨日、国家試験の問題を作ってる先生とお会いして話す機会がありました。
その先生がおっしゃるには、柔道整復師の免許をゴールド免許のように、欲しくてもなかなか取れない方針にしていくらしいです。
なので、そこをくぐり抜けてきた人たちとはスタートラインが違うのかなと思います。
なるほど、ありがとうございます。
元原先生や安良田先生はいかがですか?
皆さんは勉強されていると思うんですが、元原先生の周りは勉強されている方は多いですか?
そうですね。
勉強してる方としか付き合えていないというのはあります。
色んな業界でもそうですが、同じレベルにいる人とじゃないと話が合わないので、話が合わない人とはその内付き合わなくなります。
勉強をしている人としていない人の差は、今後生き残れるかどうかまで影響すると思います。
日本で考えると、人口減少が進んでいる中で、バカみたいに店舗数は増加しています。
そうすると、一店舗あたりのパイ(利益の配当分)って小さくなっていくばかりなんです。
更にその中で、ちゃんと痛みが取れるところにお客さんは一点集中します。
ですので、勉強しているかどうかはこの業界で生き残れるかどうかの大きな鍵だと思います。
勉強している先生と繋がっていて、そのコミュニティの中にいるということは、現時点で一番大事かなと思います。
整骨院の数はここ10年間で、元々25,000あった医院の数が、50,000くらいに増えたんですよね?
55,000強と言われています。
10年間で倍くらいになっている業界なので、その分競合性も高まっていますね。
その中で独自の強みを出すとなったら、施術の腕となってきますよね。
そのためしっかり学んで、情報のキャッチアップをしていないとなかなかついていけないですし、どんどん競合店に追い込まれてしまう可能性が出てきますね。
しっかり勉強している方と絡んでいると、新たな知識をインプットでき、それをご自身の医院で活かすことができるということですね。
そうですね。
リアルな数値でいうと、1医院あたりの毎月の平均売上は、だいたい100万円前後らしいんです。
小さい医院だと、毎月100万円でも、1人と1世帯くらいなら食べていけると思います。
でも保険だけで回してるところは、今後高齢者や団塊世代がいなくなった時に食いぶちが無くなってしまうと思います。
吉澤先生がされているように、自費でも取れる価値が提供できるか、それに伴う説明をし納得を得られるかどうかが、この業界で生き残れるかどうかの鍵になってくるかなと思います。
ありがとうございます。
安良田先生の周りはどうですか?
勉強されている方は多いですか?
そうですね。
私の周りも勉強されている方がほとんどです。
元原先生と同じで、そのうち話が合わなくなるというのがあります。
そしてそういう人に限って、医師が連携を取ってくれないと不満を言います。(笑)
僕、そういう方たちに対して医師が連携を取らないのは当たり前だと思うんですね。
僕は柔道整復師の中では、メディカルをみている方だと思います。
なので、僕の様な柔道整復師のメディカルの人とも話が合わないのに、本物の医療の人ともっと話が合わないのは当たり前です。
不満を言う人は、この業界をドロップアウトされる方が多いので、その差だと思います。
この業界を続けていくか、この業界はもうダメだ、ろくなもんじゃないって言って辞めるかです。
学び続ける人にはそれだけの理由があって、この業界を良いものだと信じてやっている方が多いと思います。
ありがとうございました。
医師との連携という部分は、永遠のテーマという認識があるんですが、柔道整復師と医師が繋がることのメリットをもう一度教えていただけますか?
柔道整復師はできる仕事が決まっています。
僕たちが痛みを診ている以上、診れない疾患という壁に絶対にぶつかります。
例えば、僕らの手技で腫瘍は治せません。
その場合は、病院の受診を勧める必要があると思います。
他にも、ヘルニアのような症状が出てる方がいたら、手技でも痛みは緩和することもありますが、僕は内服の方が効果的だと思っています。
僕たちは内服はできないので、その場合は内服ができる病院を勧めます。
肩の石灰沈着炎には注射が効果的ですが、僕らは注射が出来ません。
このように、患者さんを正しい治療に導くためには医師との連携が欠かせません。
もし連携ができていないと、患者さんを送る場所さえ無かったりするからです。
逆も然りで、医師にはできないことが柔道整復師にはできると思います。
連携がしっかりできていれば、医師から信頼をいただいて、柔道整復師の方に紹介いただいたりもあります。
医師との連携の話が続いていますが、この話の後にトークテーマ「柔道整復師としての外傷へのこだわり」に戻りますね。
医師との連携において、皆さんが工夫されてることや、そもそもどんな風に医師とお知り合いになるのかを教えてもらえますか?
どなたでもから大丈夫です。
安良田先生は整形外科に勤めておられて、既に医師と交流があるので、整形で働くのが初めてな私が適任かなと思います。
では、吉澤先生お願いします。
元原先生は、整形外科に勤めていない時に医師にお手紙を送ったんですよね。
僕はそこまで出来ませんけど、柔道整復師に理解がある先生にアンテナを張ってるんです。
先輩から柔道整復師に理解がある先生の話を聞いて紹介してもらっています。
僕は10月からお店を出す計画をしています。
そこは自由診療なんですが、それでも医師と提携した方が良いと思っています。
提携してくれる病院は3つありますし、歯医者も2つあります。
ここまで多いところはなかなかないと自負してるんですが、先輩の紹介、医師同士の紹介、というところから繋がっています。
横の繋がりをフル活用して、医師と知り合ってそこで太いパイプにしていくという認識ですか?
そうです。
こちらがたくさん紹介してきちんと行っていると、向こうから会いたいと言ってくれたり、認めてくれる医師もいます。
僕たち柔道整復師にしかできないこともあるので、そもそも僕たちは医師の管理下にあるわけではないんですね。
昔は菓子折りを持って挨拶しないといけない風潮もありましたけど、今はそこまでしなくても良いし、変に媚び諂わなくても良いと思っています。
特に若い整形外科の先生はそういうことをしてほしいと思っていないです。
医師会が柔道整復師と関わるなと言っているのも事実なので、難しい面もあります。
ただ前提として、医師会に入っていない整形外科医はとても多いんです。
そういう先生方は、柔道整復師と積極的に関わってくれます。
安良田先生の様に、ちゃんと処置ができて外傷だけでなく色々鑑別、病態判断ができることがとても大切です。
骨折だと思ったけど、実は癌による病的骨折だったりとか、そういう判断を柔道整復師が出来ていないと、結局医師からも認めてもらえないと思っています。
なるほど。
昔は菓子折りを持って行っていたんですね。(笑)
そうですね、僕はそういう風に聞いていました。(笑)
お2人はいかがですか?
近隣の整形外科医が開院したら、菓子折りを持って「うち紹介させていただくので」って言いにいったりしませんでした?(笑)
ありますね。(笑)
あります。(笑)
吉澤先生のおっしゃっていたことは、まさにそうだと思っています。
結局、柔道整復師は自分の腕力を鍛えろって感じですよね。
技術で認めさせろって感じですね。(笑)
はい、本当にそう思います。
僕が尊敬しているとある先生がいまして、以前元原先生に紹介させてもらったこともあります。
その先生は厚生労働省のホームページに「柔整整復師代表」として職業紹介に載っているんです。
この先生が載るようになった経緯が面白いんです。
あるとき、病院での「骨折・脱臼」の保険請求が多すぎて、保険所から調査が入ったようなんです。
1ヶ月で50件もの新しい患者さんが、骨折脱臼で来たらしいんです。
毎日1.2件以上来ていたことになります。
「これは怪しいぞ」ってことで、厚生労働省から3年分出すように言われたのですが、全部開示したら、すべて骨折・脱臼による診察、施術であることに間違いがないことが判明したので、後に厚生労働省が謝ってきたらしいんです。(笑)
それをきっかけに取材を受け、ホームページへも載ったようです。
その先生、現在は神奈川県大和市にいらっしゃるんですが、その1~2km圏内にある整形外科で、僕の友人が勤めてるんです。
友人の整形外科はきちんとしていて良い医院なんですけど、患者さんはその先生の医院からの紹介された方ばかりだそうです。
「ウチが近くにあってごめんなー」みたいなことを話す面白い先生です。
その先生の医院は、八王子の有名なスポーツ院や、整形外科の医師がじきじきに挨拶に来て「うちに手術患者を送ってくれ」とか「うちの提携してくれ」と言われるらしいです。
元原先生がおっしゃっていた様に、柔道整復師は自身の腕力を鍛える事が大切なので、そんなに医師に媚び諂わなくてもいいんじゃないかと思います。
ありがとうございました。
皆さんのお話を聞いて、全部が繋がってるなと思いました。
勉強してる人がいる・いないの話から、そこで結局差が開いて、整形外科の競合性が激しくなっている中で、医師との繋がりという永遠のテーマも大事になってきます。
勉強することは腕力を鍛えることと同じで、それをどんどん強化していくことで競合との差が出ますよね。
高い競合で勝つことだけではなく、医師と繋がることでも仕事の幅が広がります。
仕事の幅が広がれば、それだけ柔道整復師の価値も広がります。
価値の創造という角度から見ても、勉強していることからの差がどんどん広がるのかなと私は思いました。
貴重なお話をありがとうございました。
長くなりましたが、伝わって良かったです。(笑)
では本題に戻って‥
「柔道整復師としての外傷へのこだわり」ですが安良田先生いかがですか?
すいません、途中で脱線してしまいまして。(笑)
いえ大丈夫です。(笑)
僕が柔道整復師のこだわるようになったきっかけについて話したいと思います。
今から10年前に大学に入学しました。
柔道整復師を目指していたので、整骨院を開業したいと思ったんですね。
整骨院について色々調べたら、整骨院は骨折脱臼を見るところだと説明されていたので、整骨院を開業するには、骨折脱臼を診ていかないといけないんだなと知りました。
でも大学の授業の中で、骨折脱臼を教えている先生に「骨折脱臼を見れるようになっても、飯食えないから見る必要ないよ」って言われたんです。
教えてる人がそれを言ってしまって、僕は一体どこを目指せばいいのか?と衝撃を受けました。
大学3年生の時に野球をしていたんですけど、野球をしてるときに怪我してしまったんですね。
その時に診てもらった先生が、ものすごく外傷を見る人だったんです。
その先生みたいになりたい!と思いました。
それが新たな出会いでした。
その頃、病院実習という授業があって、僕は福岡に実習に行ったんです。
そこに、バリバリ外傷をする元原先生がいました。
本当に格好良かったです。
先生は緑の制服を着ていらしたので、僕は「国家試験に受かったら緑の制服を着る!」と意気込んで、ずっと緑の制服のことを考えながら外傷の勉強をしていました。
実際、元原先生がいたから、この道に行かせてもらったような感じです。
そのネタ、ずっと言ってくれていますよね。(笑)
どうもありがとうございます。(笑)
この道に入ってからも、元原先生に外傷を教えていただいています。
外傷って橈骨遠位端骨折が多いと思うんですけど、橈骨遠位端骨折と言っても、ひとパターンじゃないんです。
何種類も何パターンもあって、多くの症例を見ないといけません。
知識も大事ですけど感覚もすごく大事になってきます。
入社1年目は5人くらいいたんですけど、感覚を磨くためにみんなで外傷を取り合うんですね。
僕の職場は「見たい人はいけっ!」て感じだったので、隠れて外傷を診たりして、とりあえず数を見ることに1年目は専念していました。
2年目になると、段々慣れてきて失敗も増えてきました。
例えば、骨折を整復しても可動域が戻らない症例などです。
患者さんの不利益にならない治療をするのが、僕たち治療家の思いとしてあるので、文献を漁って読んだり、先輩に聞いたりして更に勉強し、ブラッシュアップすることで、外傷にこだわってきたと思っています。
ハグもたくさん診てきました。
1日骨折3例とかですね。
この前も肘内障を1日3件診ました。
ここまできてやっと、僕も6月から開業を考えることができるようになりました。
整骨院をやるんですけど、外傷を診れる整骨院にしたいと思っています。
ここまでが僕が外傷にこだわってきた経緯です。
すみません話が下手くそで‥。(笑)
いえいえ、ありがとうございます。
安良田先生、問診票奪い合ってましたよね。(笑)
奪い合ってましたね、バレない様にこっそりと。(笑)
横から元原先生が「行け行け!」って言ってましたね。(笑)
元原先生の存在が大きかったということがよく分かりました。(笑)
先程のお話とリンクするんですけど、吉澤先生は「外傷を捨てている整骨院」が多いとおっしゃっていましたね。
やはり今は外傷を捨てている整骨院は増えているんでしょうか?
皆さんその辺りどうようにお考えでしょうか?
すごく多いですね。
固定器具すら置いていないところがたくさんあります。
でもそれって、その先生や院が悪いわけではなくて、業界の教育のシステムがそもそも間違っているんだと思います。
まず、外傷を診れるところが絶対的に少ないんですね。
本当に10%も無いと思います。
9割がたは外傷を診れないところで研修を受けているので、結果として診れないところが増えるのは当たり前だと思います。
柔道整復師は骨折・脱臼・外傷のプロなので、柔道整復師を残していくためには、外傷を診れる場を増やしていくことが僕の目標の1つです。
ありがとうございます。
患者さま自身は、骨折してしまった時、整形外科に行こうとイメージするのか、
それとも整骨院に行こうとイメージするのか、どちらが多いのでしょう?
ちゃんと診てくれる所だと分かっているなら、患者さんは整骨院に行くと思います。
診てくれる所にしか患者さんは行かないです。
診てくれない所にはそもそも行かないので、その整骨院がちゃんと診れるんだったら患者さんは絶対来ると思います。
僕たち柔道整復師にちゃんとした知識があれば、このケースは病院に行った方がいいとか、骨折が疑われたらどういう状態かまずは把握した方がいいとかを判断できます。
正しい判断ができる柔道整復師の所には患者は来ると思います。
「うちは外傷を診れます」というアピールは、患者さまに対してするものなのでしょうか?
例えば看板に「外傷診れます」って書いたりする整骨院はあるんでしょうか?
そんなあからさまな事はしないですか?(笑)
結構書いてますよ?(笑)
それに対して思うんですが、ラーメン屋さんが「ラーメン作ります」って書いてるようなものなので悲しいですよね…。
どう考えたってそれって変なんで、その辺りを変えていきたいのがこの3人だと思いますし、今日この配信を見てくれている方々がそうなのかもしれないですね。
あと、この業界、広告制限が厳しいんですよ。
そうそう!
そう、すごく厳しいんです。
整骨院だけだとGoogle広告すらかけれないですよね?
そうですね、摘発の対象になります。
別に広告ぐらいいいじゃん!って思っちゃうんですけどね、正直。(笑)
正しい情報が、正しく人に届けばそれでいいんですけど、正しくないことを大きく謳っているのが良くないんだろうなぁーと思ってます。
なるほど、ありがとうございます。
開業とか広告のお話がありましたが、開業に限らず集客の質問も来ていているので、こちらもお尋ねします。
柔道整復師や整骨院も、ビジネスなので患者さまに来てもらう必要があると思うんですが、皆さんがその点で工夫されていることありますか?
先ほどGoogleに外傷とあからさまに謳うのは良くないとあったんですが、どのような感じで皆さんは患者さんに集客をかけているんでしょうか?
個人的に戦い方は2つあると思っています。
技術も知識もあるのでひとりで食べていこうと考えている先生の場合と、複数人で大きな店舗で回していこうと考えている先生の場合です。
ひとりで戦おうとしてる先生の場合は、場所とか立地をそんなに考えなくてもいいと思っています。
紹介やインターネットのPBC広告をすれば集客がかないますし、来てくれた患者さんには相場関係なく高単価で、つまり自分の言い値で治療できるからです。
そこにきちんとしたコストをかけて集客をかければ、それなりにうまくいくと思います。
僕は大きな店舗で、場所も人目につきやすいところを選びました。
ひとりじゃなくて下の子たちを教育して医院を回していく場合を考えると、やはり認知の数がポイントなんですね。
この場所に整骨院がある、何かあったらここに行こうと思ってもらえるように、まず覚えてもらえる必要があります。
ですので、とにかく僕はオフラインの広告にものすごくコストをかけています。
オンライン広告にはほぼコストは使っていません。
ほぼと言うか0円です。
人通りが多いところなので、広告指定の範囲内でとにかく看板を派手にしています。
整骨院の箇所はルールに従って、事務スペースでイメージしていただけるように作ります。
僕はオンライン/オフラインがあったらオフライン広告にコストをかけます。
オフラインというと、私の家の近くにも出来たばかりの整骨院さんがあるんですけど、アルバイトさんを使って駅前でかなりの数のチラシやティッシュを配っていました。
そういったこともされたりするんですか?
それもひとつの手だと思います。
僕の患者さんにも「今日家のポストに整骨院のチラシが3枚入ってたよー」とか言われます。(笑)
実はこの業界、「〇曜日に入れた方がいい」とかっていうデータや統計があるんですよ。
ただそういった院さんたちは、そういう勝負を強いられて戦っている状況なんだと思います。
でも実際に来院される患者さんって、スタッフや知り合いからの紹介や、単に通りすがっただけの方々の割合が高いんです。
僕はここに全投資するべきだと考えていて、紹介がしやすい仕組みを院内で作ったり、通りすがりの方により目に付きやすいような仕様にしたりします。
ポスティングやチラシ配りは初期段階のときはいい方法だと思うんですけどね、それをずっとやり続けるのはコスパ的にちょっと…というのが僕の考えです。
ありがとうございます。
整骨院って地域に根付いているイメージがあるんですね。
そのため駅前でチラシを配ったり看板を派手にして覚えてもらうことが多いということですね。
いらっしゃる患者さんは、やはりその地域の方々が多いですか?
そうですね。
遠方から車で2時間かけて来てくださる方もいます。
でもそういう方たちよりも、やはり近所の方が多いです。
来てくださった患者さんにアンケートで「どうして当院に来られましたか?」と聞くんですけど、「近いから」という理由が圧倒的に多いんです。
項目の中に「元原の人格がいいから」とか、「元原の治療技術がいいから」とか、「元原の診断が‥」とかあって、本当はそれらの理由だと嬉しいんですけど、あんまりチェックがつかないんです。(笑)
あ、先生ご自身の項目も入れるんですね。(笑)
もちろん入れてます。(笑)
「技術や人格」って思いたいんですけど、残念ながら「近いから」が事実ですね。
ほとんどの医院がそうだと思うんですけど、理由の1番が「近所、通やすいから」になってくるので、そこは目をつぶらずに向き合っていくべきところだなと思っています。
知識や技術に自信があればありすぎる先生ほど、そこをないがしろにしてしまいがちだと思うので、治療家であったとしてもマーケティングを勉強すべきだなと思っています。
特に生き残っていく上ではそうだと思っています。
ありがとうございます。
地域に根付いている中で獲得することもあると思うので、地域の方に目を向けて、その方達に対してプロモーションしていくことも絶対に重要ですよという事ですね。
続いて吉澤先生、集客回りのお話をいくつかお伺いしてよろしいですか?
僕が経営しているのはジムなんですよね。
今は整形に入るまでの間や、店舗を出すまでの間に紹介制でやっています。
自宅でやったり、ジムが休みの日にそこで施術したりしているんですが、その辺の話でも良いですか?
そうですね。
元原先生と角度が変わると思うんですけど、その辺の話も聞いてみたいです。
僕、吉澤先生の新しい治療院のことも聞きたいです。
分かりました。
現状の話と新しい治療の話をしますね。
現状の話は「出張整体」ですが、僕「整体」って言葉嫌いなんですけど、それはまた話しますね。
出張で施術するか、家に来てもらって施術するかという形をとっています。
これは完全に紹介制にしています。
あえて悪い言い方をすると、もうあまり広まってほしくないんです。
というのも、明日も2件新規で入っていて、正直もう体が足りない位紹介されて大変なんです。
1〜3月は整形に行く前の前段階なので、その間だけは出張したり、僕の家で診ますよと言ってやっています。
紹介されるような施策は今はしていませんが、数えたら1ヵ月のうちに5人から10人ぐらい僕に紹介してくれていました。
ただ、次の治療院で意識していることはあります。
それは施術です。
処置で相手に感動を与えることを意識しています。
整骨院に初めて来ましたっていう人はいなくて、大体8割くらいの方は他の整骨院に行った経験があるんですね。
だからこそ、勉強している人にとってはチャンスで、他の整骨院は勉強していないので、大した治療が出来ていない証拠なんです。
つい先日も格闘技の救護に行かせてもらいました。
日本で業界8割のサポーターシェアを誇る超有名な企業さんなんですが、僕がスポンサーをお願いしてトレーナーとして救護するブースを作ってもらって、隣でサポーターしてもらうという形で一緒にやったんです。
30名以上練習している人の中で、僕1人施術をするんですけど、「最初のマッサージはしないで、今日の怪我と昔の怪我だけにだけ対応します。」って言ってあるんです。
それでも2時間で15人くらい来たので、結構大変でした…。
安良田先生は得意だと思うんですけど「鑑別」というのがあります。
「鑑別」というのは、パッと見て患者のストーリーから問診して、この怪我だと絞って手で触って検査するという流れです。
僕や先生方にとっては鑑別はスタンダードなんですけど、それすらできてない整骨院ってすごく多いんですね。
患者さんが「前から痛いんですよ」って言うので「普段から行ってるところありますか?」って聞いたら「ケアでいってるところあります」って言うんです。
正直その先生たちは普段何してんだ?って思っちゃうんです。
母趾の「ステナー損傷」ってありますよね?
元原先生、安良田先生の2人は分かると思うんですけど、「ステナー損傷」なのにテーピングのみで、固定1年間してないんですよ。
怪我の対応ですらそんなものなので酷いもんです。
その企業の方も「ちゃんとやってるのは久しぶりに見ました」って言っていましたよ。(笑)
そういうところから紹介が生まれるので、ちゃんとやってれば紹介が生まれるのにって思います。
僕が整骨院でやらないのは、管理柔整を持ってないというのもありますけど、これから外傷を自由診療、自費で診る時代が来ると思ってるからなんです。
療養費が安いから保険を使わないっていうのもあるんですけども、保険を使って来れば療養費が上がるという側面もあります。
怪我の処置はグレーなのでやりませんけど、先駆けて病院と連携したいと思っています。
医院名は「東京メディカルセラピー」でやろうかなと思っています。
僕は医院に「整体」って付けなくないんですね。
自分でも面白いと思うんですけど、3年以内に離職率100%の会社を作りたいんです。
なぜなら、スタッフには独立してもらいたいからです。
すでに働いてもらうことが決まってる2人のスタッフには、「僕を踏み台にしてほしい」って言っています。
患者さんに感動する体験をして欲しくて、「私はあなたを施術するけど、治療するのはあなたですよ」って言葉をどこかに入れたいと思っています。
僕が思うに、受動的な患者さんは良くならないんですよ。
能動的になってもらうよう、患者さんを教育をしようと思っています。
こんな感じで、僕は1つ1つで充分集客できると思っています。
元原先生がおっしゃっていたように、僕もあんまりオンライン広告は使いたくないんです。
オンライン広告ってお金かければかけるほど、ちゃんとハマれば患者さんは来るんです。
でもそれって正直実力じゃないよなって思うんです。
大手は広告費バンバン掛けてお客さん呼んで、患者さんが離れて、また広告費かけて呼んでを繰り返してるところが結構多いんですね。
そうじゃなくて、1番は紹介が生まれる仕組みを作りたいと思ってます。
すみません、長くなりましたけど、技術1つとっても集客の一環になると、そういうふうに考えています。
1個質問してもいいですか?
新しい治療院についてなんですけど、先生は月1回入るか入らないかっておっしゃってました。
それは”吉澤遼馬”として集客するのか、スタッフ2人の技術で勝負するのか、どちらですか?
やはり僕が出すので、まずは自分が集客しないといけないと思っています。
現実的な話になるのですが、10月オープンまでにLINE@(現 LINE公式アカウント)を使って顧客管理するんですけど、9月中に顧客リストを450〜500人集める予定です。
そこまで来るとは思ってないですけど、ポスティングの反応率って、良くて0.01%なんです。
10,000枚配ったら良くて100名が来るくらいです。
さらにそこから半分にして、10,000枚で50名のリストを取れればいいなと思っています。
なので僕は40,000枚配る予定です。
近所はスタッフを使って、商圏から2kmは業者に頼むつもりです。
まずは認知してもらわないといけないので。
ここで200〜250のリストが取れたらいいなと、希望的観測ですが思っています。
あとは僕のSNS拡散です。
フォロワーが現在40,000名いて、その中には同業者もいると思うんですけど、150名のリストは余裕で集まると思っています。
これらで300〜400名のリストはいくんじゃないかと思うんです。
・・まぁインスタは一旦置いておいて、ここだけで理想に近づけるかなと思っています。
あとは、月に1回しか行かないので、「院長」とか「店長」って名前をあえて付けないようにしようと思ってます。
メインスタッフ2人に+僕みたいな感じです。
元原先生や安良田先生みたいな、院長として構えるスタイルと僕は全然違うと思うんです。
理由として、患者さんから「院長でお願いします。」っていうリクエストを無くしたくて、要はスタッフ2名を立てたいんです。
僕はあくまでも、「スタッフ」としてそこにいたいと思っています。
結構細かな数字が出てきましたが、
こちら一般公開してもOKですか?
全然大丈夫ですよ。
なるほど。
吉澤先生と共通している点を挙げるとしたら、僕の院に柔整師のスタッフが1名いるんですけど、その人も「院長」にしてるんですよ。
なので、言ってしまえば僕も「スタッフ」です。
院長のアドバンテージって、吉澤先生がおっしゃるようにありますよね。
僕も次の展開をするために、医院を早々に離れないといけないと思ってるんです。
なので、院長って拍をそのスタッフに持ってもらって、その院長の色でそこを作れるようにしてあげられたらなと思っています。
僕はあくまでフォロワーであって、No.2としていたいんですね。
僕がメインで集客したら最終的にはダメだなと思っているので、質問をさせてもらいました。
まさにそんな感じですね。
下北沢のとある整体院で、僕が業務委託で入ってた時の話をしますね。
最後の方は全くなかったんですけど、最初の頃は「施術は院長じゃないんですか?」って言われたことがあって、ものすごく悔しい思いをしたんです。
多分お2人も「院長がやってくれるんじゃないんですか?」とか言われた経験があると思います。
あ、別に院長に対して何か思ってるとかじゃないんですよ?(笑)
そのときは「これは私が診た方がいいね」と院長が言ってくれたので円滑な進んだんですが、内心「これ俺の方が絶対うまく出来るんだけど」って思うことってあるじゃないですか?
例えば、”固定に関しては絶対”っていうこだわりが強い場合、そういう気持ちを患者さんに対して思ってしまうんですね。
雇われている身だったら仕方ないんですけど、スタッフにはそういった悔しさを味わって欲しく無いなっていうのがあります。
あとは「院長にやってもらったから何となく楽になった気がする」という院長プラセボっていうのがあるんですが、この辺りも解決したいです。
それらは患者さんにとっては良いことかもしれませんが、施術者自身の臨床技術としてはどうなの?って思ってしまうので、元原先生と同じで、最初だけですね、自分でやるのは。
なるほど、ありがとうございます。
すごく納得しました。
吉澤先生ありがとうございました。
吉澤先生のフォロワー、ものすごく増えましたね。
40,000っていうのは、この時までにっていう数字ですね。
目標値ということですか?
そうです。
被っているアカウントもあると思いますので、実際はこんなにいませんよ。(笑)
ありがとうございました。
私が聞いて最初に思ったのは、ブランドを大事にされているなと思いました。
吉澤先生の所でしかできない体験を患者様にしていただくというのは、好印象ですし、重要なんだと思いました。
その中で細かな数値の計画を立てたり、オープン前の計画もしっかりして、そこまでに行動できる部分を実際に行動にしていることも、かなり参考になると思いました。
では最後、安良田先生、集客について何か工夫しているところがあったら、教えていただければと思います。
僕は実際に店舗を持ったことがなくて、集客はしたことないので、正直ここで話せる様なお話はないんです。
でも集客って、これが絶対いいってないと思うんですね。
内容にもよるし人にもよるし職種にもよると思っています。
僕自身、6月から整骨院を始めるにあたっての集客を考えるんですけど、どれが一番自分に合ってるか見つけていく必要性があるんじゃないかなと思っています。
お金を大きくは掛けられないので、たくさんある無料で出来るモノの中から手を出して行って、反応がよかったものを続けていこうと思っています。
吉澤先生が言われてたように、来ていただいた方をしっかり診ることが紹介に繋がると思います。
まずは自分に合った集客方法を見つけていきたいと思います。
すみません、あまりお話できなくて…。
大丈夫です、ありがとうございます。
安良田先生が医院を始めるにあたって、集客方法も考えると思いますので、その時にぜひ教えていたたければと思います。
元原先生、吉澤先生、安良田先生へのインタビューはまだまだ続きます。
続きは【後編】にて!
柔道整復師
元原 誠吾 先生
整形外科 副院長経験ありの柔道整復師
年間1000例の手術に帯同、500例の外傷処置経験あり
1回/週 ストーリーズ 病態鑑別クイズ
セラピスト診断学研究所 第一期運営メンバー
セラ研の入会はこちらから
柔道整復師
吉澤 遼馬 先生
株式会社Bonds 代表取締役
格闘家(RIZIN.K-1.RISEなど)の施術に専心
業界最大級のオンラインサロン「Free Therapist Labo」代表
柔道整復師
安良田 卓也 先生
整形外科 勤務
医師と共に6万3千人の診察とレントゲン読影
セラピストのための病態判断学『柔道整復師、鍼灸師が本物の医療を提供できる未来へ』発信
オンラインサロンHCR代表
福岡県整形外科で勤務しております。
「HCR(エイチ・シー・アール)」という、病態を判断する能力に特化したオンラインサロンを運営しています。
本日もよろしくお願いします。