【独立開業を目指す方へ】テナント出店に対する考察

皆さんこんにちは!

今回の柔性ドットコムは、テナントでの出店をテーマに記事をお届けしたいと思います。

これから「独立しよう」とお思いの方や、「自分のお店を持ちたい」とお考えの方など、私の体験談や経験談が皆さんのこれからにお役に立てれば幸いです。

地域の情報を知ることがとても大切

現在私が切り盛りしている接骨院は、2代目店舗になります。

初代店舗は近所ですが、2車線ある大きな街道の裏路地にありました。

「住居スペースもあるお店で仕事をする」というのが個人に理想であったため、移転というかたちで今の住所へ引越し、今に至ります。

今になって振り返ると、地域内ではそこそこ有名店ではあったのですが、その地域に住んでいたわけではなく、1番大切な「地域の情報」を知らなかったことが少し反省点かと思ってます。

実際に移転する際は、少々面倒なこともありました。

そのため、独立開業を目指す際は、

・その地域の特性(住宅街なのか、オフィス街なのか 等)
・その地域の習わし事やルール(風習や、細かいところでゴミなどの廃棄ルール 等)
・その地域にお住まいの方の情報(若年層が多いのか、ファミリー世帯が多いのか、年配層が多いのか 等)

などをあらかじめ把握しておくのがいいと思います。

お店を構えようと考えている物件の近くで、長くお店をやっている方やお住まい方などから、挨拶も兼ねてさりげなく情報収集してみるといいです。

空テナントの選ぶポイントは、地域の不動産会社や、コンサルティング会社の発信する情報などが参考になります。

ネットで調べれば、一般的な注意点もある程度は出てきます。

・学校の近く
・駅やバス停、商店街、ショッピングモール等、街のヒトが集まりやすいところ
・高低差のある地域では、低い位置にある

などがそうです。

ただし、地方ごとで特有の状況(地域限定のルール)が違うので、注意したことに越したことはありません。

駐車スペース・駐車場の有無は要チェック

地方で注意すべき点は、駐車場があるかないかです。

私の住む地域では車の保有率が高いので、ほとんど皆さん車でお越しになります。

そのため、駐車スペースや駐車場が併設されていることは当たり前になってきます。

贅沢をいえば、患者さま用で数台分、店内スタッフ用で数台分は確保したいものです。

私の場合、幸いにも近くに大型の家具屋さんがあり、そこの駐車スペースを一部借りることができ、また歩いて遠くない環境だったので大変助かりました。

駐車スペースが1台分しかない、あるいは駐車場から距離があると、患者さまに不便をになることは間違いないと思います。

また駐車スペースを借りるとなると、家賃や利用料を払うことになり、固定費が負担になってしまいます。

可能な限り、敷地内に駐車スペース、駐車場があることが望ましいといえます。

空テナントのメリット面

空テナントでの出店は、いくつかのメリットがあると私は思っています。

その中でも以下3つを例に挙げていきます。

初期費用を抑えられる

接骨院の開業に発生する初期投資は、平均して500万円~800万円前後の費用が掛かるといわれています。

私も自己資金に加え、国民生活金融公庫と信用金庫で元手を増やし、結果そのぐらい掛かったと思います。

いきなり住居兼接骨院を建てることは、資金にゆとりがないと叶いません。

まずは空テナントでいい物件を探すのがセオリーです。

空き物件をいろいろ物色することで、妥協する部分や改善する部分などが見えるようになり、また比較も出来ますので、無駄な経費を抑えることができます。

時間の無駄がなくなり気分転換にもなる

これはあくまで私の個人的な意見ですが、通勤や帰宅に時間を要してしまうのは、少々時間の無駄だと思っています。

出勤に1時間、帰宅に1時間の場合、合計2時間になり、単純に1日のうち1/12は消費してしまっていることになります。

ただ、自宅と接骨院は近ければ近いほど、通勤時間や帰宅時間の経費は少なく済みます。

また、ほどよく業務が円滑に回っているのであれば問題はありませんが、現実はそんなに甘くはなく、繁忙期などで忙しくなれば肉体的に疲労します。

逆に閑散としてしまうと、メンタル的に疲弊してしまいます。

ただ、自宅が近いと、すぐに休めたりすることができます。

しかしこれにはメリットがある反面、デメリットも存在します。

自宅と併用の場合、ドアをあげればすぐ仕事場と言う環境です。

すぐ仕事に取り掛かることはできますが、気分転換にならない、公私混同してしまうなど、逆にストレスになる可能性もあります。

そのためそういった意味では、仕事場と住居は分けた方が良いのかもしれません。

将来設計がイメージできる

店舗運営や経営が軌道に乗れば、資金にも余裕が出てくるので、自宅を建てる信用も得ることができます。

ベッドや機器といった設備の充実はもちろん、雇用スタッフを増やしたり、リフォームやリノベーションなど、いろいろ試行錯誤して「自分らしいお店作り」ができます。

私生活であれば、結婚して、子供が生まれて、小学校に通うようになったら、次の展開を考えましょう。

大家さんやオーナーさんとの関係も大事

不動産会社がきっちりと間に入ってくれれば楽なのですが、細かい交渉は大家さんやオーナーさんと直接話し合いということもあります。

そのため、大家さんやオーナーさんと普段からコミニケーションを取りながら、お互いがWin-Winになるような方向にしなければなりません。

トラブルやモメるようなことがあっては、せっかく良い仕事をしても、お店の評判は下がってしまいます。

特に地方は「心配り」を意識しましょう。

俗にいう「損して得取れ」です。

私たち柔道整復師は、地域医療を守り、住民たちのコミニケーションの場でもあります。

皆さんと仲良くできる環境をテナントを借りる時から形成していく方が絶対によいです。

さいごに

立地は簡単には選べないです。

また、お店を開業するタイミングもあります。

ある意味「当たるも八卦当たらぬも八卦」に近い感じはあります。

良い条件の空テナントは、当然家賃や利用料などのコストも高くなります。

また資金面だったり、環境面だったり、「この辺りで本当にお店開いて大丈夫かな…」と悩み始めると不安になります。

不安要素を挙げればキリがないため、マイナス思考のスパイラルにハマります。

あとはもう「腹をくくる」しかありません。

結局のところ、理想なとことはなかなか見つかりません。

開業をお考えの地域へ自分の足で赴き、五感でいろいろなものを感じ取ってください。

これは治療として訪れる患者さまも同じだと思います。

そして、自分にとって感じの良い場所つまり「ピンとくる場所」がやはり借りるには1番良いと思います。

これは理屈ではなく感覚です。

そのため、常日頃からこの感覚を磨き上げて「直感でここだ!」と思えるところに出会えるようになるまで感覚を磨いておきましょう。


執筆者情報

株式会社コスモラボ 代表取締役
こせき接骨院 院長
柔道整復師
小関 邦彦 先生

【経歴】
1990年 柔道整復師となり整形外科勤務
1996年 こせき接骨院開業
2007年 移転開業し、株式会社コスモラボ設立 現在に至る

公式ホームページ:
こせき接骨院 https://koseki-sekkotuin.com/

Youtubeチャンネル:
こせき接骨院のこせきです https://www.youtube.com/@koseki0001/
シセイ研究所のコセキ博士 https://www.youtube.com/@koseki.sekkotuin/

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