柔整ドットコムオンラインセミナー 元原誠吾×安良田卓也 外傷(骨折や脱臼など)のHow toについて【前編】

※こちらの内容は、2023年6月29日のオンラインセミナー配信の内容を基に記事にしております。

この度、柔整ドットコムお馴染みの柔道整復師、元原先生、安良田先生にて、オンラインセミナーを実施いたしました。

外傷のHow Toをテーマに熱く語っていただきます。

事前に参加者さまからの質問にも、回答を添えてお答えいたします。

※過去のインタビュー記事はコチラ

元原先生

ではお時間になりましたので始めたいと思います。

安良田先生、本日はよろしくお願いいたします。

安良田先生

よろしくお願いします。

元原先生

本日は、柔整ドットコムの運営の方々のおかげでこういう機会を作っていただきました。

本日ファシリテーターを務めさせていただきます元原と申します。

よろしくお願いいたします。

本日のトークテーマはタイトルにあるように「外傷」です。

骨折・脱臼等々に関する安良田先生のお考えとか、How toを深掘りしてお聞きする企画です。

安良田先生は開業されて1ヶ月弱経たれた状況ですが、本日のテーマに沿ってお伝えできる所はありますか?

「整形でバリバリ外傷を診てたけど、実際は○○のような感じ」とかありますか?

安良田先生

開業して1ヶ月になりますが、外傷は整形にいた頃より診る頻度は減りました。

でもU字固定は1ヶ月で3つ作りました。

学生の骨折はまだ来られてないんですけど、捻挫だったり、手首ついて曲がらなくなったというような外傷は来ています。

まだまだ数は少ないので、外傷がしっかり診れることを地域の皆さんに伝えていかないといけないと思っているところです。

元原先生

なるほど。

でも初月1ヶ月でU字固定を3件作るとなると、一般的な接骨院や整形と比べると多い方だと思います。

患者さんどういう流入経路で捻挫は来られるんですか?

接骨院=マッサージ屋さんだと思われている方も多い中で、捻挫したら安良田先生のところに行こうというのは、どういう流れがあるんですか?

安良田先生

もともと整形外科に勤務していたので、その時に診ていた選手や、選手の親御さんが地域にいらっしゃるんです。

その方々は「あそこの鍼灸整骨院に外傷が診れる先生がいる」というのを伝えてもらった上で来てもらったり、そういうことはしています。

あとは、土曜日・日曜日もお店開けているので、試合をしていて頼みの綱に1人っていう感じで来てくれます。

元原先生

あぁ、なるほど。

安良田先生

目の前の道路で、転倒して頭から血を流したおばあちゃんがうちに来たこともあります。。

元原先生

えええ・・

それはガチな外傷ですね・・。

安良田先生

そうですね。

「それはちょっと診れないのですぐ病院に送ってあげて」ってことになったんですけどね。

元原先生

確かに外傷といえど、それはちょっと専門外ですね。。

スポーツチームなどは土日に活動しているところが多いですよね。

日曜日は何時までお店開けているんですが?

安良田先生

日曜日は午前中だけでやらせてもらってます。

元原先生

13時までとかですか?

安良田先生

はい、13時までですね。

整形外科にいた時に「開業する」という話をしていたら、日曜日はお店開けてほしいとスポーツ選手の親御さんからすごく言われていたので、そこは開けないといけないなぁと思いながらやってます。

なので土日も営業することにしてます。

元原先生

やっぱり最初は何でもかんでも、とにかく来てもらえるような方法を取るってことですね。

安良田先生

そうですね。

元原先生

もともといらした整形外科は日曜日はやってなかったんですか?

安良田先生

以前在籍していた整形外科は、365日営業してました。(笑)

元原先生

それを受け継いでやってらっしゃるんですね。

安良田先生

あ、でも今は木曜日は定休日としてます。

なので今日(2023年6月29日)は休みなんです。

元原先生

あ、そうでしたか。

安良田先生

実は朝から1件別のセミナーをやりまして、夜はこちらの柔整ドットコムのセミナーなので、今日は1日2本立てのセミナー日ですね。(笑)

良い休日を過ごしてます。(笑)

元原先生

なるほど。

ずっと仕事してますね。(笑)

安良田先生

じっとしてられないタイプでして。(笑)

元原先生

僕も同じです。(笑)

外傷患者を獲得していくための準備と仕組みですね。

例えば日曜日にお店開けるとか、夜遅くまでやるとか、外傷が診れることを知ってもらうための根回しなど、そういった活動をして、段々と信用が上がっていくという流れになるんですよね?

安良田先生

そうですね。

今は整骨院でも固定具を置いてないところが普通にいっぱいありますもんね。

うちは結構固定具を揃えたんですけど、もっとこだわっていろんなモノを置きたいなぁと思っています。

元原先生

オルソグラスが欲しいけどちょっと高いですよね。(笑)

安良田先生

あー、そうですそうです。(笑)

元原先生

うちの部材をいろいろ揃えてくれる卸業者さんで、何百件も取引先を抱えてる業者さんなんですが、その方から「久しぶりに松葉杖の部材の発注がありました」とか、「久しぶりに包帯の発注がありました」とか聞くと、よほど診てないんだろうなぁと思います。

安良田先生

そうですよね。

僕もこだわりがあって、金ラベル綿包帯がめちゃめちゃ好きなんです。(笑)

あれ、洗濯しても全然金が剥がれないです。

あちこち探し回って、福岡で1社だけ取り扱ってる業者さんがいたので、すぐ電話して「早急に持ってきてください」って言って持ってきてもらいました。(笑)

元原先生

他の包帯とはやっぱり全然違いますか?

安良田先生

普通の包帯って洗濯するとヨレるんですね。

金ラベルのは全然ヨレないし、何回使っても凄くきれいに巻けるので、僕の中のこだわりです。(笑)

元原先生

綿包帯はブラさないってことですね。

安良田先生

はい。

元原先生

安易にエラスコットを…というわけではなく。(笑)

安良田先生

うちにエラスコットは置いてないです。(笑)

元原先生

僕も整形出身なので、外傷が好きっていうのもあるんですが、今日は”外傷を診れるおふたりでのトークセッション”ということになってるんです。

ここで事前に参加者様からいただいていたご質問を取り上げていきますね。

とある先生から「外傷を診れない、もしくは診ない柔整師に対してどのようにお考えでしょうか?」という質問です。

僕らからすると理解が難しいところかもしれませんが、そういう方に寄り添ってみて安良田先生のお考えをお聞かせ下さいますか?

安良田先生

今の柔道整復師って、業務が多様化してると思うんです。

自費の整体をしている人もいれば、小顔整体している人もいるし、健康保険をがっつりやってる人もいるし、外傷をしっかり診る人もいます。

本当に多様化しているので、外傷が診れない柔道整復師がどうかというより、外傷を診るんだったらしっかり診れないといけないと僕は思います。

元原先生

なるほど。

安良田先生

最初からそこをターゲットにしてない人もいると思いますし、社会に貢献してる分野っていっぱいあると思うんです。

柔道整復師は、解剖や生理学の知識を持ってる整体師とは別なので、外傷が診れない柔道整復師はぜったいダメっていう考えは僕の中には無いです。

でも、診るのであえばしっかり技術や知識は備えて欲しいというのが僕の意見ですね。

元原先生

なるほど、柔道整復師に許されてるのは、骨折の整復、脱臼の整復、固定ですよね。

ドクターで言うとそれは手術になると思うんですけど、開業しても手術をしないドクターもいるじゃないですか?

安良田先生

そうですね。

元原先生

外傷を診ない、手術をしないっていうのは科目の選択ですよね。

安良田先生

外傷を診ない人でも社会に貢献してる人はいっぱいいますし、この業界でもためになることをされてる方はいっぱいいらっしゃって、そういう方を僕も見てるので、外傷が診れることが全てではないと思ってます。

逆にそればっかり言ってしまうと、業界の発展にセーブがかかってしまうんじゃないかなと感じてます。

自分がしっかり診ていきたい分野を極めていくのが1番良いんじゃないかと思います。

※イメージ
元原先生

僕もよくお話し聞くんですけど、外傷を診れないことにコンプレックスを感じている柔道整復師って少なからずいると思うんです。

これはどうお考えですか?

安良田先生

そうですね。

プライドというか、柔道整復師たるもの外傷は診れないといけないって思ってる方もいると思うんですけど、僕は逆に自費の整体をしている柔道整復師さんのような治療技術を持ってないかもしれないですよね。

僕はたまたまこういう環境にいて、外傷が好きで自分で勉強して外傷が診れるようになっただけであって、どれもこれも全て診れるってのは難しいと思いますし、どれも少しずつつまんでると、スペシャリストにはなれないと思います。

その人が外傷を診たいって本気で思ってるなら、しっかり勉強してコンプレックスを潰すべきだと思います。

今後外傷を診ていくつもりはないのであれば、外傷を診れないことをコンプレックスに思う必要はないのかなと僕は思います。

元原先生

本当にそうですよね。

「どこを診ていきたいか」ってことですよね。

社会に出てからでも勉強できますからね。

安良田先生ご自身はそういう環境にいたっておっしゃってましたけど、この配信や記事を見られる方の中には、初めて安良田先生を知った人もいると思うので、もしよければ、外傷に触れてきた経験や環境を、簡単に教えていただけますか?

安良田先生

今は僕は独立開業をしたんですけも、約8年間、スポーツ整形外科に勤務していました。

そこのスポーツ整形外科は365日診療で、院長先生の手術の対応をするので、一緒に朝6:30に手術室に入って見学させていただいたり、手術の状況を見させていただくことができました。

その整形外科はちょっと変わってまして、整形外科勤務は治療だけじゃなくて、メディカルアドバイザーと言って、先生の補助をしていく形式を取るんです。

我々が患者様のお話をしっかり聞いた上で、医学所見をとらせていただきます。

医学所見の結果や患者様のお話からの情報をもとに、ドクターに「○○の疑いがあります」と伝えます。

それで先生が画像の検査の指示をしてくれるので、先生と一緒にその画像を見た上で先生が診断します。

その診断された病態や症状を、我々がひとつずつ患者様に丁寧に説明していくということをしてました。

…まぁお医者さんと同じような業務をしていた感じです。(笑)

元原先生

ほぼ一緒ですね。(笑)

安良田先生

なので、その辺りの町医者には負けない自信はあります。(笑)

元原先生

積んでる経験といるか、症例数が違いますよね。(笑)

安良田先生

多い時は新患100人を超え、1日40〜50件の新患さまに対応したり、外来が終わった後、その画像を自分で1個1個確認して、自分が考えた疾患と合ってるか答え合わせすることをずっと続けました。

…すみません、僕説明が下手で…。(笑)

元原先生

いえいえ。

外傷って、骨折、脱却に限ったことではなくて、あらゆる病態の鑑別だったり診断学、病態説明を含めたスキルや知識が身につく環境だったということですね。

安良田先生

そうですね。

なので外傷に特化すると、他の病院では絶対に手術って言われるような症例を、うちの病院ではお医者様から柔道整復師に託してもらって、処置整復して保存療法で治すということを、お医者様から信頼をいただいてできていたので、それはすごく良い経験になりました。

元原先生

僕も安良田先生が以前いらした整形外科を知っていて、その他の柔道整復師を雇用されているところもいくつか知っているんですけど、PTの下、補助という扱いを受けているというか、そういう仕事しかさせてもらえないというところが多数あるわけですよね。

そういった病院や施設がある中で、そこまでドクターに信用され、ドクターの仕事をさせてもらえるのはなかなかないことですよね。

安良田先生

貴重な8年間だったと思います。

元原先生

それを持って開業したという事ですね。

安良田先生

そうですね。

元原先生

ありがとうございました。

安良田先生の人となりは、ある程度伝わったのではないかと思います。

では次、そんな安良田先生に対してキャッチーな質問だと思うんですが、少し前から柔整業界で使われ始めたエコーの話です。

「エコーなしで外傷を診ることは可能だと思いますか?」という質問ですが、これはどのようにお考えですか?

安良田先生

僕はエコーなしでも外傷は診れると思います。

元原先生

なるほど。

お医者さんが画像を見る前に問診して、どこが折れてるかって、仮説と検証を繰り返してきたという知識ありきで、ってお話しですよね?

安良田先生

エコーがあってもなくても、経験がなかったら診れないと思います。

元原先生

なるほど。

極端かもですが、例えば柔整の学校を卒業した1年目の子が、エコーがある医院に入ったとします。

エコーが使える環境にあるけれども、外傷が診れるか診れないかと言ったら、診れないという事ですね?

安良田先生

そうですね。

外傷って「同じものが1つとない」と僕思うんです。

元原先生

ほう!

安良田先生

それを埋めていくのって、エコー画像とかではなく「経験」だと思うんです。

数々の症例を診てきたから、自信を持って言えますし、自信を持って患者さまを診れるようになると思うので、仮にエコーがあったとしても、経験がないと診れないと思います。

「エコーのあり・なし」じゃなくて「経験のあり・なし」なんだと思います。

元原先生

なるほど、あくまでも補助具っていう感じで捉えてもらうほうがいいですね。

エコーの勉強をするより、まずは外傷に触れる病院に入ってから、経験したほうがいいよねってことですね。

安良田先生

はい。

僕はそう思います。

元原先生

なるほど。

※イメージ
安良田先生

僕今日ちょっと毒舌ですか?(笑)

こんな感じで大丈夫でしょうか…?(笑)

元原先生

いいじゃないですか?(笑)

安良田先生の「本音」だと思うので。(笑)

安良田先生

僕はあんまりエコーを使うのが得意じゃないので、もちろん見れたほうがいいと思います。

でもエコーが見れたとしても、その骨折をどうしたら良いかしっかり分からないと、外傷を診れるとは言えません。

なので、エコー見れる見れないの前にそこが大前提ですね。

元原先生

エコーがなくても、折れたところに対して、対処する道筋が見れていれば、エコーを省いていいわけですよね?

安良田先生

そうですね。

元原先生

なるほど。

僕はエコーを少しかじったことがあって、外傷が好きな柔整師の立場からすると、安良田先生がおっしゃる通りだと思います。

ぶっちゃけ、僕もエコーなしでも全然診ます。

ただ答え合わせというか、念のための確認として使ったり、患者さんへも可視化してお伝えできるというメリットはあるなと思っているので、使えないより使ったほうがいいけど、必須ではないというのが僕の意見ですね。

安良田先生

元原先生こそ、エコーのプロじゃないですか。(笑)

元原先生

いえいえ。(笑)

たまたま環境がそうだったですよ。(笑)

安良田先生

元原先生にお聞きしたいんですが、可視化以外でエコーが使えたほうがいい場面ってありますか?

元原先生

うーん、そうですね。

ファシリテーターの立場として、謁見させてもらった声があるんですけど、エコーについてのお話をさせてもらいたいと思います。

僕は外傷や診断を学ばせていただける環境の整形外科にいました。

そこでエコーをすごく得意とするドクターと勉強する機会があって、どっぷり医者と一緒にエコーを学んでいく旅を2年間したんです。

センターのエコー技術を学んできた立場からすると、外傷の鑑別のためだけにエコーを使うのはすごくもったいないなと思っています。

骨折の有無、靭帯損傷の有無、だけを判断するためだけにエコーを導入するのであれば、それはコスパが悪いなと思っています。

エコーは、関節の動的な動き、筋損傷、神経の癒着、臼蓋形成不全なども検出できる、万能なマシンだと思うんです。

病院で撮影撮像するマシンはほぼ全て静的な画像だったりします。

レントゲン、MRI、CTもそうですよね。

でもエコーに限っては動的に見れるので、唯一の機種というか検索できる機器だと思ってます。

安良田先生

エコーは使えたほうが絶対にいいですよね、もちろん。

元原先生

そういった観点では、差別化はできると思います。

近隣でエコーを使用している医院が少ないのであれば、「あの医院はエコー使ってくれる」いうの噂も広まりやすいですし、それは経営的な面も含めていいと思います。

安良田先生

あー、なるほど。

勉強になりますね。

元原先生

エコーについては、どちらかと言うと最先端な機器ということもあり、取り入れる医院もあるので、どうしてもそっちに目がいってしまいますけど、まず外傷を診たいんだったら「外傷を学べる場所で学んだ方がいいです」というスタンスは僕ら同じですね。

安良田先生

そうですね!

元原先生

こんな感じでトーク進めてますが、もう1個続けてよろしいですか?

今度は「外傷」のお話で、自費移行についてのご質問ですね。

「自費移行が進む中、慢性疾患では保険証が使えないと考える柔道整復師がいらっしゃいますが、保険証が使えないと考える柔道征服師に対して、慢性疾患はそもそも診断判断できるのは医師であること、これを理解して業務を遂行することは本質的に可能なことでしょうか?」

というご質問ですが、これはすごく深い内容になってきましたよ。(笑)

安良田先生

結構難しいですね。(笑)

1つ言えることとしては、「慢性疾患」と「慢性症状」は違うと思います。

そして「慢性症状」が「慢性疾患ではない」と判断できるのは医師のみだと思います。

元原先生

ほう、なるほど。

ちょっとさらに深掘りしていいですか?(笑)

安良田先生

僕も今、結構言葉を選んでます。(笑)

元原先生

安良田先生の言う「慢性疾患」は、具体的にどの辺のことを指しますか?

安良田先生

1年前から腰の痛みがあるとか、いわゆる ” 頚肩腕症候群 ” 、首と肩が凝るとか、そういった長く続いてる症状や疾患は、「慢性疾患」と考えています。

元原先生

では「慢性症状」というのはニュアンス的にどうですか?

安良田先生

長い間痛みが続く状態です。

腰痛症ではないです。

…ちょっと待ってください、難しいなぁ…。(笑)

元原先生

「それを診断できるのはドクターの専売特許であって、ドクターのみに許された行為だよ」っていう事ですね?

安良田先生

そうです。

このご質問って「自費治療で ” 慢性疾患 ” は診れないよね?」っていう内容で良かったですよね?

元原先生

自費が進む中で保険を使って診療していきたいというベースがあるのか分からないですけど、その中でも「” 慢性疾患 ” に対して保険証を使っちゃだめよ」という業界のニュアンスがあるので、そういった考え方をしている柔整師に対して…、だと思います。

安良田先生

あ、なるほど。

そもそも明らかな外傷がないと健康保険って使えないと思うので、最終的にはそこに落ちるんじゃないかなと思いますね。

元原先生

保険証を使う場合は、いつどこで何をしていてというのと、それが明らかに急性である場合のみ使ってくださいねってことですよね。

安良田先生

それ以外は診れないってことですね。

元原先生

” 慢性疾患 ” がどうとかではなくて、まず外傷をちゃんと定義しようよということですかね。

安良田先生

” 慢性疾患 ” も自費治療で診ちゃいけないと思うんですよ。

元原先生

というと?

安良田先生

“慢性疾患” は医師しか診断ができないと思うんですよ。

診断した上で医療行為を行いますよね。

でも自費治療で医療行為をするっていうのは許されてないと思うんです。

なので、” 慢性疾患 ” で自費治療というのは、ダメなんじゃないかなと僕自身は思います。

元原先生

なるほど。

例えば仮に、接骨院で ” 頚肩腕症候群 ” を謳う患者さんがいらした時に、どんな対応がベストというかベターですか?

安良田先生

それは難しいですね(笑)

…まず、” 慢性疾患 ” って謳ったらダメですよね。

元原先生

まぁそうですね。

安良田先生

” 慢性疾患 ” と謳わないことがまず大切ですが、この手の話、グレーな内容になりそうですね。(笑)

※イメージ
元原先生

以前保健所の方と話す機会があって、接骨院は「急性の怪我に対し、柔道整復術を行う場所である」という定義があるようですね。

安良田先生

これってエリアを分けても難しいんでしょうかね?

例えば、6.6㎡以上の柔道整復師業を行う場所で、隣りにちょっとしたスペースを作って、そっちを自費にするとか…。

元原先生

その辺りもグレーなんですけど、黒ではないと思います。

以前お話しした限りだと、その場合は「○○接骨院」と「○○整体院」っていうのを付けておくのが良いには良いらしいです。

看板にでも入れといた方が、安心は安心と聞いたことはあります。

安良田先生

いろいろ厳しいですよね。

広告とか看板は…。

元原先生

そうですね、外装もすごく厳しいですよね。

骨折、脱臼、捻挫、挫傷しか入れられなかったりすると思います。

…まぁとりあえず、いただいていたご質問にはリアクション出来たと思います。(笑)


元原先生、安良田先生のオンラインセミナーはまだまだ続きます。

続きは【後編】にて

プロフィール

柔道整復師
元原 誠吾 先生

整形外科 副院長経験ありの柔道整復師
年間1000例の手術に帯同、500例の外傷処置経験
あり
1回/週 ストーリーズ 病態鑑別クイズ
セラピスト診断学研究所 第一期運営メンバー
セラ研の入会はこちらから


柔道整復師
安良田 卓也 先生

ARATA 鍼灸整骨院 院長
オンラインサロンHCR代表
セラピストのための病態判断学『柔道整復師、鍼灸師が本物の医療を提供できる未来へ』発信

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