今回オンラインインタビューを開催し、注目の若手柔道整復師の元原誠吾先生、吉澤遼馬先生、安良田卓也先生のお三方にご参加をいただきました。
「なぜ柔道整復師になろうと思ったのか」「業界を将来目指したきっかけ」をテーマに語っていただきます。
まずは元原先生にお伺いします。
なぜ「柔道整復師」という職業、業界を選ばれたのかを伺わせていただければと思います。
偶然通われてた学校に、未来の柔道整復師を育成する学科があったのでしょうか?
そうです。「柔道整復師学科」という学科があり、僕もたまたま所属していました。
もしその学科がなければ、柔道整復師として将来進むことは無かった?
はい、無かったと思います。綺麗なエピソードではなく恐縮ですが。(笑)
実際に柔道整復師として仕事をしていくうちに、面白さや、やりがいなどがあったのでしょうか?
それまでは野球が楽しいと感じていて、とことん突き詰めることが出来ていたのですが、その野球を失ったとき、その楽しさが柔道整復師という職業に向いたって感じです。
とことん突き止めることに、面白さややりがいを感じるようになりました。
まさしく「偶然の出会い」ですね。
偶然に感謝してます。(笑)
次に吉澤先生にお伺いします。
なぜ柔道整復師になったのか、この業界を選ばれた理由など伺えればと思います。
僕は高校生の頃サッカーをやっていて、骨折を2回、脱臼を1回をした際、接骨院と整形外科が併設されていた院に通いリハビリなどを受けてました。
高校生のとき、あまり勉強しなかったせいか、中学生のときの成績はオール5だったのですが、高校生のときは成績平均点が2.1まで落ちてしまってました。
ただ、経営者になりたいという夢は持っていました。お金をいっぱい稼ぎたいみたいな感じです。男だったら「車はベンツ、時計はロレックス」のような憧れがあると思います。そういった憧れを一度は経験したい思いもあり、そうなるためには経営者になるのが近道だと考えました。
しかしあまり勉強をしていなかったからか、将来やりたいことも全然なかったのですが、ヒトの役に立ちたい想いはすごくありました。
高校3年生か2年生の後半になると進路相談があると思います。そこで「経営者になりたい」って担任の先生に伝えたところ、「お前の成績では、どの大学もいけないよ」とストレートに言われました。
でも「ヒトの役に立ちたい」ってことを強調したら「柔道整復師か理学療法士はどうか」と提案を受けました。
僕が学生だった当時、理学療法士はまだ独立して開業する文化がなかったのですが、それに比べ、柔道整復師は開業ありきの資格・職業なので「経営者になってお金を稼ぎたいのであれば、そちらにしなさい」と言われました。
実は僕もあまり綺麗なエピソードではなく心苦しいのですが、怪我したときにお世話になったこともあったので、柔道整復師という職業を目指しました。
自分のお店を持つことが出来る「開業権」が柔道整復師の特権であると思いますが、ご自身の夢とそれがうまく組み合わさったイメージですね。
僕も実は元原先生と同じ、たまたまなんです。
もし進路相談のとき、先生のアドバイスがなかったら、別の業界に進んでいた可能性も?
そうですね。当時の担任の先生には、何か御礼したいくらいです(笑)
続きまして安良田先生にお伺いします。
なぜ柔道整復師になったか、安良田先生のエピソードを伺えればと思います。
お二方のあとで少々話し辛いのですが、柔道整復師ってメジャーな職業ではないと思います。
僕も学生当時スポーツをやっていて、怪我をしたことがきっかけで柔道整復師という職業を知りました。
スポーツ大会前に肩を怪我してしまい、その大会に出るために接骨院に通い、先生方にお世話になったのを覚えてます。
吉澤先生のお話と少し被るところがあるのですが、僕の親も経営者でずっと父に憧れていました。でも僕には兄がいて、父の会社は兄が継ぐことになりました。
家業とは別で経営者の道を探していたところ、開業権がある柔道整復師が一番近いのではないかと感じ、全国から柔道整復師に関連する学校を探しました。
ただ両親からは専門学校ではなく、大学に行けと言われてしまい、また柔道整復師に関連する学校もなかなか見つからなかったため、大阪の大学へ入学しました。
実は僕もお二方同様、たまたまになってしまうのですが、独立・開業したい夢がもともとあったので、開業権がある柔道整復師という職種、業界を目指しました。
実際に柔道整復師として働かれたら、面白さや、やりがいを感じたと?
はい、そうですね。今となってはすごくやりがいを感じてます。
お三方それぞれのお話を伺うと、もともと何かしらのスポーツをやられて柔道整復師という存在を知り、スポーツに関連する職業として柔道整復師を目指されたところが共通しているようですね。
多分綺麗なエピソードを期待されていたかと思いますが、期待に応えられず恐縮です。(笑)
少し不純な動機になるかもしれません(笑)
すごいリアルな感じですね(笑)
リアリティがあって逆にいいと思います(笑)
元原先生、吉澤先生、安良田先生、ありがとうございます。
お三方へのインタビューはまだまだ続きます。
続きはコチラから!
柔道整復師
元原 誠吾 先生
整形外科 副院長経験ありの柔道整復師
年間1000例の手術に帯同、500例の外傷処置経験あり
1回/週 ストーリーズ 病態鑑別クイズ
セラピスト診断学研究所 第一期運営メンバー
セラ研の入会はこちらから
柔道整復師
吉澤 遼馬 先生
株式会社Bonds 代表取締役
格闘家(RIZIN.K-1.RISEなど)の施術に専心
業界最大級のオンラインサロン「Free Therapist Labo」代表
柔道整復師
安良田 卓也 先生
整形外科 勤務
医師と共に6万3千人の診察とレントゲン読影
セラピストのための病態判断学『柔道整復師、鍼灸師が本物の医療を提供できる未来へ』発信
オンラインサロンHCR代表
僕の場合、接骨院に学生時代に通っていたとか、スポーツをしていたときにお世話になったとか、そういった綺麗なエピソードが実は無く、僕自身ずっと野球をやっていたのですが、怪我をしたことが無く、接骨院に一度も行ったことが無かったんです。
野球をずっと続けていきたい想いがあったので、高校生のときに進路について考えたとき、野球で推薦をいただいた学校がありました。
その学校は社会人リーグで野球ができるということで、プロに近いという魅力を感じ、その学校で野球をやることを選びました。
たまたまその学校が「柔道整復師」の資格取得支援もされていて、いざ入学して野球を進めていく中で、そこで初めて腰を怪我してしまいました。
ピッチャーとして野球が出来なくなってしまい、手ぶらのまま卒業するのは、親にも申し訳ない気持ちがあって柔道整復師の資格を取ったという感じです。