柔道整復師としての大きな強み!

柔道整復師の国家資格をお持ちの方は、自分達の強みは何だと思いますか?

また、これから柔道整復師の国家資格を取得しようと考えている方は、何のために国家試験を受験するのでしょうか。

国家資格である柔道整復師は、実はいくつもの強みを持っているのです。

本記事では、柔道整復師の強みを詳しく解説するほか、柔道整復師になるメリットやデメリットも合わせて解説していきます。

柔道整復師としての3つの強み

柔道整復師としての強みは、主に以下の3点が挙げられます。

  • 国家資格という肩書き
  • 豊富な専門知識を有している
  • 世間的に需要が高い

以下では、1つずつ詳しく解説します。

国家資格という肩書き

柔道整復師としての強みとして1番最初に挙げられるのが、国家資格という肩書きがあるという点です。

やはり施術を受ける患者様にとっては、民間資格の施術者、無資格の施術者、そして国家資格を有している施術者の中だったら、全員が国家資格を有している施術者を選ぶでしょう。

国に認められている資格というだけあって知名度も高く、患者様は「柔道整復師なら安心できる!」と思ってくれるでしょう。

この安心感と信頼性を与えられるのは、柔道整復師としての最大の強みだと言っても過言ではありません。

豊富な専門知識を有している

柔道整復師としての強みとして次に挙げられるのは、豊富な専門知識を有しているという点です。

柔道整復師になるには、専門の学校へ通い、国家試験に合格しなければいけません。

合格後も勉強を続け、日々患者様の症状改善に励んでいる方がどれくらいいるのかは定かではありませんが、少なくとも国家試験を合格するだけの知識は有しているはずですよね。

柔道整復師になるには、筋肉や骨、関節の名前や動きを細かいところまで覚える必要があり、それだけではなく解剖学や生理学、一般臨床医学なども学ぶ必要があります。

民間資格や無資格のマッサージ師や整体師には、おそらく柔道整復師と同等の知識はないと言って良いでしょう。

身体に関する細かい知識や専門的な知識を有しているという点は、柔道整復師として胸を張り誇れるべき点の1つです。

世間的に需要が高い

柔道整復師としての強みとして、世間的に需要が高いという点も挙げられます。

新型コロナウイルスの影響で急速にテレワーク化が進んだ日本では、肩こりなどの不調に悩まされる方が急増しました。

そのため、日常生活に『身体のメンテナンス』を取り入れる方が増え、整骨院や整体業界の需要は高まってきています。

身体の不調を訴えている方達がメンテナンスを選ぶ上で気にするのが、誰に施術してもらうかです。

豊富な知識をもった国家資格である柔道整復師であれば安心して身体を預けられる、といった感じで柔道整復師が選ばれる確率は高いといえます。

これから先も整体の需要は高まることが考えられるため、それにともなって柔道整復師の需要も高まっていくことでしょう。

柔道整復師になるメリット

次に、柔道整復師になるメリットについて解説します。

なにより仕事が楽しい!

柔道整復師になるメリットとして1番に挙げられるのは、なにより仕事が楽しいという点です。

筆者は人とコミュニケーションを取ることが好きで、誰かのためになりたいという思いがあります。

そんな人には柔道整復師は天職といえるでしょう。

毎日コミュニケーションを取り、身体の不調を訴えて困っている患者様の手助けができる柔道整復師は、とても素晴らしい職業だといえます。

一度資格を取得すれば消えることはほとんどない

柔道整復師の国家資格は、現状更新のシステム等はないため、一度合格さえすれば消えることがありません。

犯罪や不正請求などによって資格を剥奪されることはありますが、ほとんどの方には縁のない話でしょう。

育休や産休によるブランクや、他業種への転職によるブランクがあったとしても、柔道整復師として働く志と転職先さえ見つかれば、いつでも柔道整復師に戻ることが可能です。

保険の取り扱いができる

柔道整復師になるメリットとして、保険の取り扱いができるという点が挙げられます。

骨折や脱臼、捻挫などの治療にて保険請求をすることができるのは、柔道整復師と医師のみとなります。

開業できる

柔道整復師は、自らが整骨院や接骨院を開業することが可能です。

自分の理想の治療院を経営し、全て自分で決めて行動することができます。

会社員として働くよりも自由度は増しますが、その分責任も増します。

「自分の理想の接骨院を作りたい!」と考えている方は開業することをおすすめします。

柔道整復師になるデメリット

次に、柔道整復師になるデメリットについて解説します。

絶対に稼げるわけではない

柔道整復師になるデメリットとして、誰でも絶対に稼げるわけではないという点が挙げられます。

接骨院や整骨院の数は今も増え続けており、特徴のない接骨院はすぐに潰れてしまいます。

競合他社との差別化を図ることは簡単なことではなく、接骨院経営で成功するには相当な覚悟が必要となります。

「柔道整復師になればある程度は稼げるだろう!」と思っている方は、それは誤った情報のため注意が必要です。

体力がないと厳しい

柔道整復師として働く場合、長時間労働に耐える体力が必要になります。

接骨院や整骨院は通常朝の10時前後から夜の20時前後まで、およそ半日診療している計算になります。

勤務柔道整復師であれば基本的に1日8時間、場合によっては数時間の残業が見込まれます。

自分で開業する場合はさらに長い残業時間が見込まれるため、相当な体力が必要です。

体調を崩しやすい方や、体力に自信がない方には柔道整復師はあまり向いていないため、注意が必要です。

まとめ

柔道整復師は、なんといっても『国家資格』という肩書きが最大の強みです。

肩こりや腰痛で悩む方が増えてきているという点においても、柔道整復師の需要は今後もさらに高まってくると予想され、柔道整復師はますます必要とされるでしょう。

「1人でも多くの患者様の手助けをしたい」と考えている方には、柔道整復師の資格がとてもおすすめなため、ぜひ資格取得を検討してみてくださいね。


執筆者情報

柔道整復師
高橋 直斗(たかはし なおと) 先生

【経歴】
国家資格取得後、国内大手の整骨院グループにて7年勤務し、院長を経験。
その後自費整体院に院長として転職し、1年間自費整体を経験。
現在は東京都内にて専門学校時代の恩師が経営している整骨院に勤務。
主に慢性症状などの自費整体を担当。
来夏2店舗目である整体院を埼玉県内に出店予定。
『猫を愛し、猫に愛される整体師』として活躍中。

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