柔道整復師はモテる?~現役の柔道整復師が学生時代を振り返る~

※写真のモデルはイメージになります。

柔整整復師として15年、雇われ院長として10年のあおぞら佐藤です。
今回は自分の学生時代を振り返って、「勉強」について思ったことを書きます。

タイトルで既に結論を言ってますが、『勉強を「目的」にすると上手くいかないよね〜』と私は思っています。

詳しく説明しましょう。

学生時代の恩師との出会い

専門学校は全く知らない土地で、同級生全員初対面で、聞き馴染みのない方言が飛び交うクラスに入学しました。

授業内容も解剖学、生理学、柔道整復学、それまでの人生で触れたことない学問です。

お先真っ暗とはこのことかと思いました。

唯一の救いは高校の部活の先輩が同じ学校に居たことで、その人が研修してた研修先に自分も無理矢理お願いして雇ってもらいました。(※後の妻と、この職場で出会いますが割愛しますw)

その研修先に居たのが私の恩師となる先生でした。

柔整学科を卒業されて、その後鍼灸学科に通う3年生の先生でした。ご本人曰く、最初は全く勉強が出来なかったとのことですが、6年間通ったおかげでめちゃくちゃ理解出来るようになったと。

今回は専門学校1年生の4月から、その先生から教わったことを中心にお話していきます。

勉強が「目的」になっていた学校の授業

解剖学にしても生理学にしても、その道の専門の先生が授業をしてくれていました。

当時授業を受けていて思っていたのは、難しすぎるでしょ…
前提知識がある人しか理解出来ないレベルじゃない…?

と思いました。

それまで学んだこと無い分野の学問を、その分野の専門の先生が教えてくれたとて、全く予備知識の無い自分には何一つ入ってきませんでした。

これこそ解剖学や生理学を勉強することが「目的」になっていた状態だったと思います。

週一回の勉強会

そんな中、当時の研修先の先輩が自身の試験の為の復習と言う名目で週一回後輩に勉強を教えてくれました。

もうこれが分かりやすいったらありゃしない!(例え話が上手かった)
どんどん勉強が楽しくなってきました。

今でも強烈に覚えているのは生殖器の話で男性器の勃起って副交感神経優位だけど、射精は交感神経優位なんだよー、とか。

(サウナのトトノウと一緒じゃん!…整ってたってこと?wだから気持ち良いのか!w)

他にも風邪ひいた時に体温が上がるのは白血球の活動を活性化するからで、

白血球の種類とか、
白血球・血液はどこで作られるとか(骨髄)、
年齢によって作る場所が変わるとか(赤色骨髄・黄色骨髄)、
あれば高齢者の大腿骨骨折は脂肪塞栓の危険があるよね

とかとか。

自分の体で起きてる現象を知る・言語化することを「目的」にして、その「手段」として解剖学や生理学を学んでいく。

こんな感じの勉強会を約1年間やってくれました。

おかげで授業もどんどん理解出来るようになりました。すると不思議な現象が起こります。

理解が進んで楽しくなってくると、勉強することが目的になっても全然苦じゃなくなり、授業も楽しくなりました。

モテようとした時のアレ

とはいえ、「綺麗事言ってるんじゃないの?」と思うかもしれません。

ではモテることに例えるとどうでしょう?

ボク自身野球部だったので髪型は坊主で、服装はジャージでした。

まぁモテませんw(モチロン髪型や服装だけが原因ではないですがww)

少しでもモテる確率を上げるためにカッコいい髪型や女子ウケする服装を勉強します。

次第にモテ始めます。

その頃にはお気に入りの美容師さんが居て、行きつけのセレクトショップがあり、ファッションが好きになってました。

髪型や服装を学ぶことを「目的」にしていたら、こうはなってない(はず)ように。

モテることを「目的」にした結果、髪型や服装と言った「手段」まで好きになっている。

まとめ

学生なので勉強しなければいけないとは思いますが、
一度その勉強を学んだ先の『ゴールや目的』を確認してから取り組むとモチベーションが上がるのではないかと思います。

是非お試しあれ。


執筆者情報

整骨医
佐藤 涼 先生

近江あおぞら整骨院公式ホームページ
http://www.hidamarigroup.jp/aozora/
アットホームな雰囲気をとことん追求している施設です
※家族経営ではありません
えんとつ町での出店を目指してます

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