【本当にやりたいことを見つけよう!】柔道整復師のキャリアプランについて

※写真のモデルはイメージになります。

こんにちは。

からだ・けんこうサポーターと申します。

今回は柔道整復師のキャリアプランについて、私なりの考えをお伝えしたいと思います。

柔道整復師として何を目指すか?

現時点であなたの目指す柔整師像はどのようなものでしょうか?

①職人

たくさん患者さんに入って施術をしたい!
・患者さんを良くしたい!
・とにかく技術を高めたい!

と、施術スキルを磨くことを最優先するタイプ。

私もそうでしたが、多くの方はまずこれを目指して技術セミナーや動画・書籍などで勉強に励むのではないでしょうか。

ただし、患者さんに感謝されることは非常に嬉しいことですが、低賃金・長時間労働で酷使される「やりがい搾取」に嵌まらないように気をつけましょう。

②経営者

現場は従業員に任せて自分は経営に専念するタイプ。

会計・集客・労務管理から事業拡大と、整骨院も事業である以上、臨床の場以外の経営方針を決定するのも非常に重要です。

競合の激しい昨今では、施術スキルが高くともマーケティングが出来なければ生き残ることは困難な状況です。

組織の大きさにかかわらず、事業の存続は経営者の意思決定にかかっています。

③選手兼任監督

いわゆる ” プレイングマネージャー ” です。

実際のところ、上記「②経営者」のように経営に専念できる立場になれる人は多くはありません。

独立開業やグループ院の分院長になった場合の管理柔整師はほとんどはこのタイプになります。

施術スキルだけでなく経営スキルも身につけていく必要があります。

柔道整復師までの経歴は?

①ストレート柔整師

高校卒業後すぐに専門学校、もしくは大学の柔整師科など、他の業種を経験せずに柔整師になった方。

この強みはなんといっても「若さ」です!

やはり若いうちほど吸収力があり成長は早いので、食わず嫌いをせず様々なことにチャレンジ&失敗を経験することをオススメします!

逆に言うと、失敗を恐れてチャレンジしない者は成長しません。

これは整骨院業界に限らず全ての職場において言えることです。

②転職柔整師

一旦別の職業を経て柔整師になった方。

この強みはそれまでの社会経験です。

専門的なスキルでなくとも前職で社会人としての基本的マナーを身につけていれば、施術面以外でも輝くことができるでしょう。

③ニート柔整師

なんらかの事情で学生を終えた後、仕事をしていない期間があった方。

若さや経験といったアドバンテージがない場合は、働きながら技術と人間力を磨くしかありません。

この仕事に向いていないと思ったら転職も一考です。

その経験を今後の糧としましょう。

過去の経歴は変えようがありませんが、それを活かすも殺すも自分次第。

自分では大したことないと思えるようなことでも、他の人にとっては価値があるものかも知れません。

自分が出来ることは何か?やりたいことは何か?を考えてみましょう。

大事なこと・得意なこと・好きなことは何か?

①「大事なこと」とは?

・猛烈に腹がたったこと
・どうしても許せないこと

など、何を大事にして生きているのかという価値観です。

臨床の場においても、

  • 1回の施術に時間をかけて、患者さんとじっくり向き合いたい
  • できるだけ短い時間で効果を出して、患者さんの時間の負担を減らしたい

例えばこういうパターンが考えられます。

もし、今働いている院が自分の価値観と合わないと思うのであれば、他院に転職することも考えた方が良いかもしれません。

②「得意なこと」とは?

・大したことないのに褒められたこと
・他人はできないけど自分は楽にできること

これが得意なことです。

ポイントは頑張らなくてもできるということ。

臨床の場では、

  • 患者さんを自然に褒めることができる
  • 患者さんの話をちゃんと聞ける

などがあります。

さらに、一見短所に思えるようなことを挙げると、

  • 患者さんとの距離が遠い
  • 口下手

がありますが、これらも長所に置き換えるクセをつけると良いでしょう。

  • 患者さんとの距離が遠い ⇒ 威厳がある
  • 口下手 ⇒ 相手の話をしっかり聞ける

このように一見短所と思えることも考え方しだいで長所にもにもなりえます。

③「好きなこと」とは?

・時間を忘れて夢中になった
・お金を使いすぎてしまった

興味・好奇心を感じる分野(業界)のことです。

臨床でしている一例を挙げると

  • イラストが好きなので、ポイント特典で患者さんの似顔絵を描いている
  • ダーツが好きなので、ダーツプレイヤー向けの施術を行なっている

このように臨床の場でも好きなことを取り入れられれば、独自の強みとなります。

◆柔整師のキャリアアップについて

◎ずっと臨床で活躍したい!

まだまだ若く体力のある職人タイプ、雇われで患者さんに人気があり収入面で安定している方、まだ将来のことを見据えてない方は、引退するまで臨床で活躍する治療家でありたいという方も多いと思います。

しかし、供給過多に陥っている整骨院業界ではそれはもう難しいことかもしれません。

廃業のような万が一の備えだけでなく、収入アップを目指すならば副業や転職のことも考えておいた方が良いでしょう。

そこで柔整師の資格を活かしたキャリアップの考え方をお伝えしたいと思います。

◎柔道整復師の資格を活かすには?

整骨院を退職したとしても、柔道整復師としての経験は立派なキャリアです。

私は柔道整復師になる前は週刊少年漫画家のアシスタントをしていました。

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その時に培った作画技術と柔整師との経験を活かし、整骨院が情報発信に使えるイラスト素材を配布しています。

柔整師の経験があるおかげで、整骨院に必要なイラストも理解できますし、専門的な内容のイラストも描けるので、それが強みになっています。

実際に整骨院で使用しているイラストの一例

◎「大事なこと」「得意なこと」「好きなこと」を見つけよう!

もし、あなた柔整師でなくなった、そのときは何をしたいのか?

上記の「大事なこと」「得意なこと」「好きなこと」を基準に考えると良いでしょう。

柔道整復師 × 大事なこと・得意なこと・好きなこと = キャリアップ になると思います。

例えばですが、
柔整師 × 飲食
柔整師 × SNS
柔整師 × AI
柔整師 × 旅行

など、柔整師の資格に自分のやりたいことを掛け合わせれば、副業もしくはセカンドキャリアとして柔整師としての資格は決して無駄になることはありません。

どんな環境でも柔整師の資格が活かせるならば、それは素晴らしいことだと思います。

今回は書籍『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』を参考に、私の考えや想いも加えてお伝えさせていただきました。

” 自分は何をやりたいのか? “

自己分析をしたい方は参考にしてみてくださいね!

参考文献
書名 :世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド
著者 :八木 仁平
出版月:2020/5/28
出版社:KADOKAWA


執筆者情報

柔道整復師・イラストレーター
からだ・けんこうサポーター

柔道整復師&イラストレーターとして、整骨院や病院など医療関係の情報発信をサポートするイラスト素材を提供中。
イラスト・チラシ・名刺作成などのお仕事依頼はTwitterからお問い合わせください。

無料イラスト素材:
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=23412634&area=1

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