※写真のモデルはイメージになります。
こんにちは!
東京都内の整骨院の院長、および代表取締役をしている「からだ・けんこうサポーター」と申します。
整骨院業界に入っておよそ16年ですが、前職はプロ漫画家を目指してそのアシスタンをしていました。
この話をすると患者さんからも「どうして?」と不思議がられることが多いです(笑)
今回はその転職についての経緯について語っていきたいと思います。
漫画家のアシスタントとは?
まずは、漫画家のアシスタントとは何かという点について簡単に説明いたします。
漫画の画面は「メインキャラ」「モブキャラ」「背景・小物等」「擬音・効果」これら4つの要素で成り立っています。
作画においてプロ漫画家の仕事は「メインキャラ」を描くこと。そして、それ以外の「モブキャラ」「背景・小物等」「擬音・効果」の作画を担当するのがアシスタントということになります。
画面を占める比率としては「メインキャラ」<「その他」で、特に背景や乗り物などは作画に時間が掛かるため、週刊連載であれば1人の作家に3人以上のアシスタントが付いているのが一般的です。
勤務時間は作家の生活パターンに合わせることになりますので、職場によって大きく違います。私が勤めた3つの職場は、いずれも夜型でほぼ毎週徹夜での作業を行なっていました。
私がアシスタントをしていたのは20年も前の話ですので、現在の漫画家業界はテレワークが普及しているため当時とはまた違ってきていると思います。
漫画家を目指したワケ
私は子供のころから漫画が大好きで、特にキン肉マン、キャプテン翼、北斗の拳、ドラゴンボールなどは、ごっこ遊びをするほどの大ファンでした。
中学生の頃には仲の良かった同級生が絵が上手かったこともあり、影響を受けながら週刊少年を目指して自分なりに絵の練習をしていました。
高校生の頃には、週刊少年誌の漫画賞に応募して最終選考に残っていたため担当編集がついており、年に数本は作品を描いていました。
卒業後はプロ漫画家を目指していたので、進学はせずコンビニでアルバイトをしながら作品を書き続け、漫画賞に入賞したのは26歳の春でした。
それをきっかけに大阪の実家から上京し、漫画家のアシスタントをしながらプロを目指すことになったのです。
漫画家にならなかったワケ
これはもう、努力と才能が足りなかったとした言えません。
漫画家アシスタントになって5年、自分の描きたいものは一通り描いたけど、一向に認められない。
編集者の言っていることも面白くはない。
もう特に描きたいものはない
と漫画を描くことに対する情熱はすっかり冷めてしまっため、筆を折ること決意しました。
飲食店に勤めてみたものの
とりあえず漫画業界から転職するにあたって、ハローワークや求人誌で情報収集を行いました。
選択基準としては「手に職をつける」ということが念頭にあり、飲食店なら調理師としてのスキルを得られるかもと軽い気持ちで、チェーンの飲食店に正社員になることを前提にバイトを始めました。
時間外勤務は当たり前、パワハラ上司、接客能力が足りていないということもあり、上司のパワハラを理由に2週間で退職しました。
私には飲食業界はムリでした、ち〜ん… 0(:3 )~
そして整骨院へ
飲食業界から逃げ出した私は懲りもせず「手に職」を求めて職探しを再開します。
そこで見つけたのが整骨院、なんと未経験OK!
これは…!と求人に応募をしたところ、
なんと、即採用!
これが整骨院業界に入るきっかけでした。
整骨院についてろくに下調べもしていなかったため、施術を行うためには国家資格が必要だということは、就職してから初めて知ったのでした。
相変わらず接客は苦手でしたが、自身の成長や患者さんに感謝されるやりがいを感じていたため、柔道整復師の資格を取ってこの仕事を本気でやることを決意し、親と銀行から学費を借りて専門学校に通い始めたのでした。
柔道整復師を目指す方へ
こちらの2点、参考になれば幸いです。
①情報収集をしよう
整骨院に入ってから気づいたのは、この仕事は技術職でもあり接客業でもあるということ。
人間の身体を触る仕事なのですから当たり前のことなのですが、社会経験の乏しかった私は認識をしていませんでした。
まずは、整骨院と柔道整復師についての情報収集をしっかりと行うのが良いと思います。
行きつけの整骨院や、知り合いに柔整師がいらっしゃれば、リアルな現場の声を聞けると思います。
そうでない場合、まずはこのサイト「柔整ドットコム(柔整.com)」での記事を複数読んでみるのが良いでしょう。
その上で直接聞きたいことがあるのであれば、私に連絡をいただいても構いません。
Twitterにてお問い合わせください。
②人生の回り道も武器になる
柔道整復師になる最短ルートは、
- 高校を卒業する
- 柔道整復師の専門学校(もしくは大学院)へ入学する
- 柔道整復師 国家試験に挑み合格、資格取得する
になります。
私は33歳で専門学校に入学しましたが、そのときは同級生の半数以上は最短ルートでやって来た高校卒業したての若者たちでした。
彼らの若さを羨ましくも感じることもありましたが、回り道をしたからこその強みもあります。
私の場合、漫画家を目指していたこともあり、イラスト制作には自信があります。
そのため、
などで、患者さんを楽しませる、他整骨院さんとの差別化ができていると思っています。
こちら一例ですが、自作イラストを使った院内ポップです。
以上、私が漫画家アシスタントから柔道整復師になった経緯です。
柔整師を目指す方々の参考になれば幸いです。
柔道整復師・イラストレーター
からだ・けんこうサポーター
柔道整復師&イラストレーターとして、整骨院や病院など医療関係の情報発信をサポートするイラスト素材を提供中。
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無料イラスト素材:
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